○✕△▢年
日記形式の小説。(フィクション)
7月1日
別れることになることはわかっていたよと誰かに話してもきっと振られた負け惜しみだろうといわれてしまいそうだ。その可能性も無きにしもあらずかな…。昔、誰かが言ってたっけなそういえば…、女性は男性を振るより振られた方が良いって話。今はそんな風に自分を励ましておこうかな。
わたしも言い方が悪かったかのかもしれないけれど…、ただ不安を少し口にすると、そんなことぐらいで…と、すぐ不機嫌になるのは嫌だったな。多分、わたしが思ってたような人間じゃなくて面倒だったのかもね。どう終わりにしたらいいか隙をうかがっていたんだろうな。下手な別れ方してストーカー的な女になられても困るとも思っていたのかな。それを思ったら、しばらくはわたしから連絡をしたらダメだ。わたしの印象を汚されても困る。
でも、出会った時、確かに良いなぁ、こんな人と一緒にいたいなって思った。出会ってもそう思わない人もいる。
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