ペチュニアの香り
ホームセンターで花株を選んでいるときに、あーなんか特に思い出もないけど一般家庭によく見る花だな、とそのくらいだった。
去年見事に全て枯らせたベランダガーデンのリベンジでとにかく初心者向けっぽい植物を選びに来ていて、5回くらい通り過ぎたのがこの花なわけで。
小花の集まりが好きだなぁと思っていた私には、嫌いじゃあないけどペチュニア……ペチュニアね、となんとなくピンと来てなくてそれでもポットは3つ買ってあと1つがなかなか埋まらないし環境的にはこれかなぁ、みたいな消去法で購入した。
桜のようなピンクとアイボリーの2色で淡い組み合わせを寄せてポットに入れると、きれいに植えたつもりがいつの間にかそろって片方に寄っていた。
それでもさほど手がかからずに元気に大きく花開いてくれたからいいかと気にせず隣のポットの手入れをしようと顔を寄せると、顔いっぱい甘い香りに包まれた。
どちらかと言うと珈琲に合いそうなスイーツのような美味しそうな香り。
寝る前にあの香りを思い出して、noteを始めようと思った。
初めて好きになったもののことを忘れないように。
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