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ただ「ありがとう」と言える母の日があって、よかった。

「母の日の贈りもの、きれいなものorおいしいものorおもしろいもの、どれがいい?」と聞いたら、すぐに「おいしいもの!」と返事が来たので、母が大好きなちりめんじゃこの詰め合わせを送りました。  

いつだったか、母に子育ての参考にした本があるか聞いたら、ネイティブアメリカンの教えをまとめた本(タイトルは母も覚えていなかった)を挙げたので、びっくりしたのでした。  

母はほとんど本を読みません。
でも、本は大切なものだと思っているみたいで、鎌倉で暮らす姪っ子にせっせと本を送っています。
「だって、いつも親が正しいことを言うとは限らないからね。いろんな考え方があるって、知っていた方がいいでしょ」と言って。
その効果か、姪は6歳ごろには愛読書が子ども版の「孫子の兵法」や「君主論」になっていました。笑  

母は「子どもは社会からの預かりもの。自分たちにできる精一杯を注いで、その子の持ってる力をできるだけ伸ばして社会に還すと思ってきた」と、いつだったか話していて、有り難いなぁと思いました。  

母親を経験できて楽しかったと話す母。
私はその時々の小さな「ありがとう」を伝えることはあっても、母でいてくれることへの感謝を伝えることはめったにありません。  

照れずにただ「ありがとう」と言える「母の日」があって本当によかった、と思う5月10日です。

#母の日 #日記

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