ショパン国際ピアノコンクール雑感14

YouTubeでリアルタイムにショパンコンクールが楽しめる。
いい時代。
その反面、テレビ曲の役割。危うくなってきました。
とはいえ、膨大なアーカイブが財産とも言えます。
NHKもショパン国際ピアノコンクールに当てて、ショパン特集を組んでいました。
日曜日のクラッシック音楽館、ショパンコンクールのレジェンドたちは、すごく面白く、興味深かったです。
特に、ポゴレリッチの伝説の一次敗退。
その映像が見られるとは。
1980年、その時の覇者はダン•タイソン。
ポゴレリッチの敗退に抗議する、アルゲリッチのコメントなど。
時代だなあと思いました。
ポゴレリッチの演奏はその当時、熱烈に支持されたそうです。
正直私には、ピアニストというより、若き現代芸術家に見えました。
演奏も破壊的、封建的な審査員がポゴレリッチを受け入れなかった。との伝説、セールストーク、キャッチフレーズになったけれど…
私も、この演奏の良さがわかりませんでした。パンクです。
表現としてはありだけど、コンクールとしては受け入れてられないかも。
ただ、時代はポゴレリッチを求めていた。
ショパンの音楽表現も時代で変わることを実感しました。
ピリオド楽器のコンクールも新たなショパン像を模索する試みだそうです。
そう考えると、今回のコンクールも、迷走しているようにも見えますが、多様性、個性をどのような塩梅で取り入れるか、自己表現がどれだけ共感をするか、そういう演奏が求められているような気がしました。
まあ、私は反田恭平、推しだけどね…
プレトニョフ以来。推しメンがいるって、なんだか幸せ💕

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