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Learning Communityの立上

こんばんは。組織のChange AgentのMasamiです。

社外の友人との会話を通じてCommunityについて考え、その目的や運営方法について約2ヶ月構想を練り続けた結果、社内でLearning Communityを遂に立ち上げることができました。本日は記念すべき第一回目です。

Community立ち上げる目的は比較的すぐに定まったのですが、Communityのイベント(会合)の運営方式や、具体的な会の内容を形にするまでに思ったより時間がかかりました。しかしながら、別で展開している組織開発案件の取り進めに対して、このLearning Communityが存在すると非常に追い風になるため、この2週間で一気に考えをまとめて立上までこぎつけました。

面白いもので、夜中寝る前に布団に入りながらTwitterで考えをまとめて、翌日の朝に一枚の絵に仕上げました。

考えを一枚の絵にする必要があったのは、独身寮の隣にある福利厚生棟の一部屋を会場として利用しようと考えていたからで、人事部に対して部屋の利用許可を得る際に説明が必要だったからです。

その時に使った資料がこちら。

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決まった曜日に、決まった時間に、同じ場所で話し合える環境がある。

私が一番こだわっているのは、環境を提供することです。

いろんな人と話をしたり考えたりする中で、”環境を整える”ということが何かしらの想いを持って行動したいと考える人々の背中を押すにはもっとも有効なのではないかと思いました。

「これならできそう」という感覚を持たせて、実際に行動させて自信を深めさせる。この支援をする中で、自走できる仲間が増えていくのではないだろうか?というのが私の仮説です。

Communityは、近い志を持った人間がいるということを実感するために必要だと思います。共に学び、成長できる仲間の存在は、大きな心の支えになることでしょう。そういったことを人事に伝えて、会場を半年間使用する許可を貰いました。

このCommunityの運営は、9月に東京出張にいった際にふらりと参加したManagement 3.0の座談会からヒントを受けています。Management3.0のメンバーはシステムエンジニアさん達だったのですが、飛び入りで参加させて貰いました。gaoryuさんという本物のファシリテーターがその場にはいて、飛び込みの僕も暖かく受け入れてくださり、僕を含めて10名いる場でのgaoryuさんの進行の仕方に色々学ぶことがありました。

もう一つのヒントの源は、NewsPicksが企画しているWeekly Ochiaiという番組です。落合陽一さんといえば、もう今ではかなり世間で認知もされていると思いますが、落合さんが様々なテーマでゲストと議論を深めていく番組です。現在はシーズン3となっており、シーズン3では”予定不調和”を掲げて、毎回のテーマはその前の回の話の流れで決めるという手法を取っています。僕にはこれがとても魅力的な進行であり、自身が運営するCommunityでも同様な手法を取り入れようと思いました。

Management3.0の座談会に参加したのは、必然と偶然の組み合わせであり、ジャズのセッションと同じような背後に理論はあるのだけれど"予定不調和"な偶発性にとても惹かれるのです。

さて、実は今回の第一回目は1名だけの参加でした。あえて、強制感を削ぎ落とすために、チラシの資料からは業務感を極力なくすように曲線を多く使ったり、会開催のアナウンスは1週間前の一度だけに留めました。(当日アナウンスしたい衝動にかられましたが・・・)まずは、もっとも感度の高い人材とゆっくり話をしたかったからです。

勇気を持って、どんな会なのだろうと会場に訪れたKくんとは、会の趣旨を説明しながら1時間ゆっくり話をしました。まずはファシリテーションとは何か、積極的傾聴とは何か、どんな進め方を考えているかについて私の考えを話をした上でその後話をしたテーマは実に多岐に渡りました。

彼の今の業務のこと/職場の雰囲気のこと/これまで会社生活で感じたこと/仕事で楽しさを感じる瞬間のこと/趣味のこと・・・

最初はどんな話になるのだろうと、不安そうな顔をしていましたが、普段合わない私に対してこんなにも長く楽しく会話ができるのだと、会が終わる頃には驚いていました。

積極的傾聴スキルについては、出張にいく度にタクシーに乗る機会があるので、運転手さんとの20分間の乗車時間で、どれだけ話を引き出せるかの特訓をしていました。その成果が出たようです^^


今日良かったことの一つは自分自身の考えをアップデートできたこと。自分と異なる部署である製造部で働く彼から、製造部の人材育成方針について色々話を聞くことで、外から見ていて懸念を感じていた部分が杞憂であることがわかりました。

二つ目は彼の口から、「この会をもっと同期や知り合いに広めてきます!」と自発的に言ってもらえたこと。口コミに勝る情報伝達はなく、もっとも感度の高い彼に今日の1時間じっくり話をできたことを幸運に思いました。また来週も楽しみです。




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