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社内教育カリキュラムの策定

品質工学の社内向け資料を作ってくれませんか?

そんな要望があり、これは重たい依頼だ…と思いながらも、うまく展開するための要件は揃ってきた感触があったので二つ返事で承諾。

ただ、引き受けるには1つ条件を出し、『教育資料ではなくカリキュラムを作ることに重きを置くこと』を共通認識として頂きました。

そんなこんなで新規事業開発の傍らで二足目の草鞋を本格的に履きはじめたわけです。

さてここからが本題、教育/研修カリキュラムにはメミーシスという概念を意識しながらを策定しようと思います。この概念には一度どこかで触れておきたかった!

メミーシスは一般的には「模倣」と訳されますが、それはあくまでも『日本語訳』。「教育におけるメミーシスに関する研究」という論文の終章を参照すると、次のように纏められています。

・メミーシスという過程は人間の多中心性をもたらす。
・メミーシスの結果としてもたらされる、既存のものに同一化されずに生じる差異は、新たな創造性の一面をもつ。
・メミーシスの過程は身体を媒介して遂行される。
・メミーシスによる人間の変容過程は非連続的であり、また偶然性が備わっている...etc

もっとも、メミーシスに付随して生じる問題点も論文ではしっかり指摘されていますが、私としても良い部分のみ出るように場を整えていきたいなと。

このように社会学的な観点も取り入れながら、適度に刺激的なカリキュラムにしていこうと思います。メミーシスが発現するように場の流れを作っていくのですね。さぁ新しい検証実験のはじまりはじまり〜


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