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【ORASトリプル】最初と最後の虫統一【トリプル参入前日譚】

自分のトリプル初構築であり、最終日にも使用したパーティ。多少技変更したため、個別紹介で解説。


はじめに 〜トリプルバトルを始めるまで〜

けだまメモの奇想天外なパーティに魅了されトリプルバトルに憧れていた自分は、しかしなかなかトリプルバトルを始めないでいた。
そこに……2023年3月28日09:00にeショップ終了のお知らせ。
大慌てでNew3DSLLがある店を探し回り、VCやバンク、ムーバーなどをダウンロードし終えたのが終了当日というありえない計画性の無さを遺憾無く発揮した。(余談だが、ポケモン以外にダウンロードを諦めたVCがあり、今でもそこそこ悔やんでいる)

さて、しかしながら準備さえ済ませばこちらのものである。
手始めに(ムーバーを入手するためには対応ソフトがないといけないことを知らず、もう店が閉まっていたために)ダウンロード版(を購入せざるを得なかった)アルファサファイアをクリアして育成環境を整えればいい。

トリプルバトルを実際にするまで……約4ヶ月

いくらなんでものんびりしすぎでは?
と言われれば確かにそうだが、サブイベントの回収や戦えるトレーナーに片っ端から喧嘩を売りに行ってたらいつのまにかクリアにすらそこそこ時間がかかっていた。

あと純粋に、自分は6世代までに厳選やオンライン対戦をしていなかったのでそのための資産がなかったのである。
だからマボロシ島に出てきたメラルバをサーチして良さそうな個体を見つけてゲットして掛け合わせて……という作業を繰り返した。
この時点で、ウルガモスが好きだから虫統一にしようというのは決めていたし、そのおかげで途中で産まれた個体を親にして他の虫ポケを厳選できたのでそういう意味でも虫統一は良い選択だったと思う。

こういった地道孵化作業はミラクル交換会に参加することで劇的に緩和されたし、なんなら6 Vメタモンが交換会で流れてきたのでめちゃくちゃ重宝した。本当にありがとうございました。

パーティを組もう

当たり前の話だが、タイプ統一パーティは構築に大きな制限がかかる。虫統一として重要なのは、トリックルームと猫騙しが不在で、威嚇がアメモースだけという点だろう。
だが、できることが限られてるというのはそう悪いことばかりでもない。特に自分は初心者だったので、あれもこれも詰め込めたら逆に散らかってしまうことも考えられた。
ということでまずはトリプル的に重要な要素を持つポケモンを整理してから考えることにした。

追い風→いっぱい

威嚇→アメモース

ワイドガード→パラセクト、イワパレス

ファストガード→ハッサム(ストライク)、シュバルゴ

横取り→ペンドラー

メガシンカ→スピアー、カイロス、ヘラクロス、ハッサム

こういったところから、メジャーなポケモンの対策など色々考えてパーティが完成。

パーティ紹介

ウルガモス

特性:ほのおのからだ
持ち物:きあいのタスキ
技:ねっぷう/むしのさざめき/サイコキネシス/ちょうのまい
性格:おくびょう
努力値:H4-C252-S252

推しポケ。ブラックで卵から孵したメラルバがずっと進化しないので何か条件があるのか……?と悩んでたら急に進化した時からずっと大好き。

今回のパーティはサポート要素の強いポケモンが多めなのでウルガモスが範囲技で暴れて欲しいということでCSに振り切った。
BV鑑賞会ではサイコキネシスに驚かれたが、めざパは厳選したくなかったし暴風はビビヨンが持ってるしでサブウェポンの選択肢が微妙だなーと考えた上での採用だった。

最終日では
サイコキネシス→追い風
蝶の舞→守る
気合いのタスキ→弱点保険
に変更。

ハッサム

特性:テクニシャン→テクニシャン
持ち物:ハッサムナイト
技:バレットパンチ/とんぼがえり/フェイント/ファストガード
性格:いじっぱり
努力値:H236-A252-B20

鋼タイプでファスガできてメガシンカできる万能安定ポケモン。素早さ上げてもメジャーな猫騙しに先制されるのでファスガはアロー対策と割り切った。バレパンだと技威力が足りず、蜻蛉だと不要な交代をしてしまうなど悩む場面もそこそこ。アイアンヘッドを入れるべきだったか……?

当時のメモを見返していたところ、ファスガをはたき落とすにしていた時期があるらしい。記憶にない。

アメモース

特性:いかく
持ち物:だっしゅつボタン
技:むしのていこう/こごえるかぜ/にほんばれ/おいかぜ
性格:おくびょう
努力値:H236-B20-S252
威嚇込み無補正A252ファイアローのブレイブバード耐え
威嚇込み意地A252霊獣ランドロスのWダメいわなだれ耐え

威嚇枠。トリプルwikiではCS振りのみの紹介だが、思ってたよりも耐える場面が多かったのでサポート主体にするなら耐久振りもアリだと思う。

最終日には日本晴れを蜻蛉返りに、脱出ボタンをタスキに変更。やることがなくなった相手のクレッフィからの威張るを受け続け、ゴチルゼルを倒す活躍などをした。

ペンドラー

特性:かそく
持ち物:いのちのたま
技:どくづき/ばかぢから/アクアテール/よこどり
性格:ようき
努力値:H4-A252-B4-D4-S244

虫タイプ唯一の横取り使い。特性の加速で追い風がなくても上を取りやすく使いやすい。馬鹿力でヒードラン、バンギラス、ガルーラを狩る役割がある。
ただ、6世代になって上昇したといってもA100では珠込みでも火力が不足しがち。ただでさえ威嚇が多いのに。というか威嚇のせいでせっかく奇襲に仕込んでる雨アクアテールがランドに耐えられたりする。なんなの?

イワパレス

特性:がんじょう
持ち物:たつじんのおび
技:いわなだれ/はたきおとす/ワイドガード/からをやぶる
性格:ゆうかん
努力値:H236-A164-D108
当時のメモによると無補正C252ニンフィアのWダメスキンハイボが確定3発になるらしい。
追い風型リザYを確定一発にする場合、A92で足りるので余りDでもいいかもしれない。威嚇もあるし少しでも火力を高めたかったのかもしれない。

ワイガ枠。パラセクトがトリプルで活躍してるのは重々承知だが、虫統一でパラセクトは耐久的に信用できなかった。攻撃面でも岩雪崩が撃てるのはだいぶでかい。当初はわんぱくにしていたが、リザYを倒せずに返り討ちという悲しい事件が発生したため、勇敢+帯という形に落ち着いた。帯はたきは良い火力が出る。

勇敢なのに殻を破るを採用してるのは、横取りでペンドラーに奪わせる動きをしたかったから(ほとんどしなかった)。まあ、殻破自体優秀な積み技なので勇敢イワパレスが使っても強かったです。

ビビヨン

特性:ふくがん
持ち物:こだわりスカーフ
技:ぼうふう/エナジーボール/ねむりごな/あまごい
性格:おくびょう
努力値:H28-B156-D76-S244
トリプルwikiの耐久振りからSを1落としてDに振った形。

今までのポケモンで不足しているものなんとかするための枠。
バルビートイルミーゼは悪戯心ながら神秘を覚えないのでスカーフ神秘とかいうスカーフダクホの対をなす存在となってしまいかけたが、さすがにあまりにも弱すぎるだろと考え直し、スカーフ眠り粉でドーブルを止めることにした。これがビビヨン式猫騙し。

眠り粉を採用する都合上フレンドガードから複眼へ。副産物として暴風の採用、スカーフ雨乞いでリザYの上を取って雨にできるなどのメリットが発生。それによりペンドラーと合わせて雨アクアテールでトリプルwikiの追い風型リザYを乱数一発と、奇襲性能を高めることに成功した。
最終盤面スカーフ眠り粉で眠らせ続けたら切断された。

戦績?

数えてないけど結構負けたと思う。

まず、トリルに弱い。挑発はコロトックとスコルピしかいない。なので防ぐ手段が限られる。
なのにゲーチスが多かった。初手デスカーンは負けパターン。純正ゲーチスじゃなくても部分的ゲーチスがデスカーンを入れてるのを見るたびに苦い顔をした。

雨パがキツい。ワイガを貫通する熱湯は物理アタッカーが困り、特殊アタッカーのウルガモスも困る。なぜだ……。その上トリルもするしメガクチートが岩雪崩をしてくる。

ランドロスがキツい。威嚇と岩雪崩がもう、本当に、ね……。

他にもファイアローやヒードランなど苦手なポケモンや構築は多くあり、勝ち試合でも快勝は少なかったと記憶してます。とはいえこれらは自分の腕が足りない部分も大きいので虫統一が悪いわけではない。と思う。このパーティだと怒りの粉とか採用してないし。改善の余地!

BV

1:16:40の試合。
それまで勝ってた試合がギミック的な相手か多かったので、ガルニンフキザンというメジャーなパーティに勝てたのが嬉しかった。
撮れ高的には雨アクアテールでリザY吹っ飛ばした試合でも良かったかなー、とは思います。

終わりに

最終日にこのパーティを使った理由は、新しいパーティ作るのが面倒だった最終日ということで色々なパーティと当たるだろうと思い、ボックスを眺めたところ、この構築で戦うという考えが自然と出てきたからです。

確かに戦績自体は決して良いとは言えないのですが、エルテラドーをはじめ、トリプルのメジャーな並びにどう対応していくかを真剣に考えながら作ったこの構築なら、どんな相手に当たったとしても戦えると思えました。
そして改めて使ってみると、あの頃よりも良い試合ができているんじゃないかと、そう感じました。

余談

ウルガモスが好きだから虫統一、というのは5世代当時ポケモンスマッシュ!でやってたポケスマ四天王を真似て友人とタイプ統一バトルをしていた経験があったからだったりします。

怠惰な性格故今まで構築記事書いてませんでしたが、トリプルフリーも終わってしまったのでちょくちょく書き残していきたいと思ってます。

トリプルフリーで戦っていただき、構築記事を読んでいただき、ありがとうございました。また会いましょう。

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