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春のウルシを食べる

※古来よりの塗料「漆」が採れる木がウルシ。
ウルシを食べるとかぶれる事があります

縄文うるしパーク改め、埼玉の漆畑(仮)

2023.4.11
毎年恒例のウルシ天ぷらをしました。
今回はFEEL Jウルシピクニック主宰の加藤千晶さんの漆文化講の特別編として開催しました。
私は場所と道具と材料を提供する役目で気楽な立場で皆さんとご一緒しました🙌

例年より小さくゆるいウルシ天ぷら会のはずが、以前より埼玉に漆を植える会に問合せのあった東京漆器商工業共同組合の方々、東京藝大の三田村先生、地元蓮田の漆好きな皆さんもここにみんな来て頂きました!
(皆さんほぼ初対面😎✨)
そして千晶さんと漆の木活用プロジェクトをしている藝大の学生さんも。

ウルシの芽を摘む



まず始めに漆畑を皆さんに案内し、各自摘んだウルシの芽を天ぷらにして食べました。

今回は猛者が集結してたので生の新芽も食べてましたね😂



そして今日は三田村先生にいろいろな食べ方を教わりました。
※ウルシって食物?という段階はとっくに過ぎている

我々の感覚では今まで枝や幹は煮出すだけでしたが、芯材の更に中のズイ的な部分と、内樹皮の部分が食べられる部分だそうです。

韓国では食欲のウルシのスライスが売られているそうな。



写真は韓国のウルシの食品。煮込む用だと思いますが、とりあえずみんなちょっとポリポリ食べてみた。割と柔らかい。

今日のメイン・ウルシ天ぷらの他、葉っぱのお茶、おひたしなどもおいしかったです。
ウルシ食べると体温上がるそうなので、実際上がるか体感してみようと思います!

漆の抗菌性抗ウイルス性。by通産省


漆と日本に住んできた私達の関わり方のお話、漆塗膜の抗菌性・抗ウイルス性のお話、日々の食卓で漆器を使う事で文化的にも身体的にも健康になろうよ!というメッセージを受け取りました。

ただウルシ天ぷらを楽しむ会だったはずが、思いがけず皆さんと楽しく学ぶ時間となり、ウルシ・漆にはまだまだ可能性があるのを今日は感じました。

2019年に植えたウルシと。


当漆畑は地主さんを始め沢山の方々のご協力のお陰で5回目の春を迎えました。
主宰の私はいち漆作家で、漆の周りが良い方向に向かうといいなと思いつつも、自分の活動で何か変わるとは全然期待していませんでした。近所が綺麗になっただけでもよいと。
でも漆畑に来てくれる皆さんがなんかパワフルで面白いなと思ってます。
漆の輪が広がり楽しい感じです😁

皆さん、本当にありがとうございます。

#埼玉に漆を植える会 #漆食 #ウルシピクニック #ウルシ天ぷら
#埼玉 #東京漆器商工業共同組合

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