自分の敵は自分かもしれない

パソコンの前でキーボードをカタカタとしているのは勿体ない気もする気持ちの良い季節。私にとっては一年の中で一番過ごしやすく気分も上々。
いつもより寛大な心持ちで居る自分、いつものメンドクサイ星人にも休暇を取ってもらい、アレコレ動けてしまう自分に、環境にどれだけ影響を受けやすい人間なのかと改めて思う。あぁ、常春の国に移住したい。

人間キャリアの半世紀を目前に控えて、繰り返す日々の中、見ないフリをしてきた「なんだかな~」という思い。
例えるならばポップコーンの皮が喉に張り付いているような、生き死にレベルで困りはしないけど、違和感はあるし気になってしかたない事と向き合ってみようとしたものの、思考も行動もパターン化しているため、なかなか強い決意が要るようだ。

まだまだどこかへ行ける!何かやれる!という想いだけはずーっとあるというのに、新たなチャレンジ変化は、もれなく1日坊主で形状記憶されたライフスタイルにきっちり戻せている。
無理な目標立てすぎ~
一度に変化を求めすぎ~
ホントはそこまでやりたく無かったんじゃないの~?
という内なる声も聞こえてくるが、今日も今日とてあがく私。

これも何度目かのチャレンジだ。「やりたいことリストを作る」。
自分が何をしたいと思っているのかを書き出してみるというアレだ。ただしリストは100個!
20個くらいまでは意外とスラスラ書けるけれど、眺めてみれば非常に現実的で「やりたいリスト」というよりはむしろ「不満足リスト」に仕上がってしまう。○○へ行ってみたい、○○が欲しいetc…
もし他人から「これがやりたいんだけど…」と見せられたら「へ?やれば?」と言ってしまいそうな、やれていない理由がどこにあるのかよくわからない内容。
一体何がこんなにも私をセーブさせているんだろうか‥‥と毎度呆れながら物欲の権化のような10~20個の願望を書き出した後、そこからが本番!小さい頃は何がしたいと思っていたんだっけ?諦めたことってなんだっけ?とイソップ童話の「すっぱい葡萄」のように、ままならぬ現実を見てしまった自分を落ち着けるためにいいように捻じ曲げた願望を思い出す。が、…思い出せない。
まぁ、過去は過去として、将来にむかってニヤニヤして考えてみよう!と視点を変えてみる。‥‥手が進まない。
もし自分の姿を見ていたならば、やりたいことリストを作っているはずの私の姿は、とてもじゃないけど、やりたいことを考えている人の姿ではなかっただろう。
自分の欲求を文字にするだけなのに、こんなに悩むのは一体どういう訳だ?
やりたいのも私。
やらせたくないのも私。
余計な知恵が邪魔をするのか、将来への不安が邪魔をするのか、はたまた変化を嫌う人間の習性なのか。それにしても最強の敵は実は自分だったなとリストを作りながら笑えてしまった。
とりあえず後76個!!内容よりも数を書き出すことから始めるか!

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