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【視力を良くするつもりが失明寸前だった-網膜剥離手術編-】


私は緊急入院の扱いだったので、朝の7時から30分おきに「手術に呼ばれるまで」瞳孔を開く目薬をするようにと伝えられた。

時間が未定なのでいつ手術の瞬間がきてもいいように、ということらしい。
こういうタイムミッションとても苦手と思いつつ頑張った。
たったの3回目でミスったけど←忘れてた

(几帳面と言われるA型<ADHDの不注意)


手術にいつ呼ばれるかどきどきしてたけど、お昼前に「準備してくださーい」と言われていざ手術着に着替える。

ブラもヒートテックも全て上半身は脱ぐ。
下だけあったかい格好をしてくださいと言われて、ヒートテック生地のタイツとパジャマのズボンを履いた。


手術室までは車椅子で連れて行かれた。
歯医者さんにあるような倒れる椅子が手術台。

最初の麻酔が一番痛いと言われていた通り、涙袋の下あたりから先の曲がった太くて長い注射針を入れられて激痛だった。


前にレーザーで顔のほくろ焼いた時にも同じように顔麻酔したんだけど、それよりちょっと痛みが強くてその時間が長いって感じだった。


そこからは目が開いてるのか開いてないのか分からないし、目に何されてるのかも分からないくらい痛みも何も感じなかった。

目に何回かバシャバシャ液をかけられていたんだけどそれもかかってるのか分からないくらい。
手術前に点滴で強めの抗不安薬を入れられたので眠気もあり、前半はほぼ寝ていた。



後半は尿意で起きていて、でもぼーっとしながら先生と看護師さんの話を聞いていた。
手術終わりましたよーと声をかけられて、第一声に「トイレ行きたいです」と言った。


眼帯生活の始まりだった。

自分のベッドに戻ってきて最初はお腹が空いていたのでお昼を食べた。
そして余裕があったので、家族や友だちにオペが終わったことのLINEを送った。


2時間後、地獄が来る。
薬が切れたのか、吐きそうな気持ち悪さと頭の奥の頭痛。
そして目の中に大量にまつ毛が入ったようなチクチクする痛み。
吐き気は前に受けた目の奥のレーザーの比じゃない。


点滴で痛み止めを2回入れてもらったが、吐き気が止まらない。
痛み止めを2回使ったのでもう使えないんですと言われて寝るしかない。
夜ご飯は臭いだけで吐きそうだったが、幸いにもデザートがいちごとオレンジで、その酸味と匂いに救われた。

手を洗ったけど少し残ったオレンジの匂いを嗅ぎながら寝た。
オレンジのアロマ持ってきたらよかったと思った。

次の日少し活動できるようになった。
頭の鈍痛は引きずっていたが、歩けるくらいに。
母がお見舞いに来てくれた。
それで気が紛れたのもあるけど、頑張りすぎてその次の日はずっと寝ていた。

目には一日4回4種類の目薬を入れるように言われた。
(これは退院したら1日4回の3種類になった)
自分で眼帯を取って、清浄綿で目の周りを綺麗にし、自分で目薬をさす。


眼帯を取った目は3日後くらいに見たんだけど、真っ赤でびっくりした。
目の黒目のところ以外全部が赤いのだ。
白い部分なんてなかった。
東京喰種みたいだなーと思った。



最初は瞼も腫れていたが徐々に赤みが引き、経過がすごくいいので手術して3日後には退院していいですよと言われたw

流石にちょっと怖かったので1日ずらしてもらい、雪が積もった日に無事退院。


タクシーの運転手に目は大事にしなさいよって言われて、梅とハッカの飴ちゃんをもらった🍬


ちなみに目にレーザーした時のnoteリア友に送りつけて読んでもらったんだけど、マンボウじゃなくてよかったねと言われてめっちゃ笑った

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