見出し画像

GRE 初受験記!

アメリカ大学院への出願には語学試験(TOEFL)の他に、GREという試験を受験する必要があります。

MBAなどのビジネススクールを受験する場合は、GMATという試験を受けるようです。


先週、GREを受けてその結果が返ってきたので、初受験の記録としてまとめたいと思います!


GREとは

GRE(Graduate Record Examination)はアメリカで大学院(修士号・博士号)進学の際に必要になる試験です。受験の際にスコアの提出が求められます。


テストはVerbal Reasoning(英語(国語))、Quantitative Reasoning(数学)、Analytical Writing(小論文)の3つから構成されていて、時間は4時間半くらいかかります。


点数配分は以下の通りで、VとQ合わせて260〜340点、Writingが0〜6点の間で評価されます。Writingは0.5点刻みになっています。

画像1

画像引用:Scores Reported on the GRE® General Test (ETS公式サイト)


私の目標点

私が進学したいと思っているMaster of Occupational Therapy(作業療法修士)のプログラムの平均点・目標点を調べてみました。

University of Texas Rio Grande Valley 
Verbal  150  /  Quantitative  140  /  Analytical Writing  2.5 
University of Oklahoma
Overall 295  /  Analytical Writing  3.7
AdventHealth University
Overall 299  /  Analytical Writing  4.0
University of Florida
Verbal  151  /  Quantitative  152  /  Analytical Writing  3.0 


点数はそこまで高く求められていないものの、Verbal、Quantitative、Writing全てで平均よりちょい上くらいな点数を目指してね!という感じです。


私はVerbalにもQuantitativeにもWritingにも自信がなかったので、全てを平均点くらいに持っていき、305~310点を目指すイメージで取り組みました。


GRE自宅受験

画像2

Photo by Thomas Lefebvre on Unsplash



昨今の事情を考慮して、自宅受験ができるようになっていたので、私もテストセンターではなく自宅で試験を受けました。

自宅受験の場合、試験中カンニングや不正がないかをリモートで監視するためにProctor Uというサービスを使います。


試験中のパソコン画面と、外部接続(もしくは内蔵)のカメラを使ってProctorと呼ばれる監視員が1受験者あたり1人割り当てられます。


私はこのProctor Uを使ってちょっとしたトラブルがありました。


元々は8月31日に受験しようと考えていたのですが、監視員が私のパソコンにどうしてもリモートアクセスできないという事態が起こり、いつまで経っても接続ができませんでした。


13:10に予約していたのですが、結局15時頃までProctor Uの担当者と、あーでもないこーでもないのやりとりをしていました。。


最終的に、PCを変えてくれないか?という提案がありましたが、普段使い慣れているPCで受験したかったので、その日は受験を諦め、別日にRescheduleすることになりました。

Rescheduleの費用はかかりませんでした。



そして迎えた2回目の受験日。接続までに30分程度の時間はかかりましたが、無事に接続でき試験を開始することができました!


私は写真のような、外部接続のカメラを使いました。部屋の様子を写してくれと頼まれたりするので、外部接続のカメラが便利でした。

画像3


部屋の様子・椅子・机・携帯電話をどこに置いているかなどを試験前にProctorにカメラで見せましたが、特に指摘される事は無かったです!



試験中は紙のメモを使うことはできませんが、ホワイトボード は使用可能とのことだったので、100均で写真のようなボードとペンを買ってきて使いました。

画像4



約4時間半のテスト中1回だけある10分休憩には、トイレに行き、Snickers1本を食べ、麦茶を1杯飲みました。



接続までは大変でしたが、試験が始まってからはProctorの方か何かメッセージが来たり、指摘されることもなく最後までスムーズに受験ができました!


スコア

私のスコアです。

画像5

まさに 狙っていた通りの(?) "中の中" のようなスコアになりました。


Percentileというのは、受験者全体で自分がどれくらいの位置にいるかを示したものです。


よく「日本人の場合Quantitativeは9割を比較的簡単に狙える」という記事やコメントを目にしましたが、残念ながら私には当てはまらなかったようです・・・泣(日本で教育を受けたはずなのに・・!?笑)


全3セクションどれもパッとしない結果ではありますが、自分の目指すプログラムの目標点数には到達できたので、GREの勉強は一旦ここでストップしようと思いました。


勉強法と使った教材


私は、8月終わりか9月には受験したいと考えていました。

これまでにも少しずつ準備はしていたのですが、大学の夏学期の授業が一段落した7月後半から本格的な対策を始め、約2〜2.5ヶ月GREの勉強に費やしました。


まず、公式問題集をやりました。


私はQuantitativeの方が苦手意識があったので、公式問題集のQuantitativeに特化したほうも買い、何回も解くことで問題形式に慣れるようにしました。


単語は「Manhattan Prep GRE: 500 Essential Words」と「500 Advanced Words (Manhattan Prep GRE Strategy Guides)」を使い、4〜5週くらいやりながら覚えるようにしました。


Writing対策としては、ETSの公式ページにある「Pool of Argument Topics」と「Pool of Issue Topics」から1日1題ずつ、Argument と Issueトピックを書くようにしていました。

おすすめは、「Meroexam」というウェブサイト。Model Answerを英語ネイティブの夫に見てもらったところ、綺麗な英文だとのことだったので自分の書いた文章とModel Answerを比較するのによく使っていました。

(上記サイト(Meroexam)ですが、2020年9月現在、アクセスできず、サイト運営者に確認中ですが返信がない状態です。)



テンプレートの暗記は特にしませんでしたが、Model Answerの中から自分が使いたい表現を覚えるようにしたり、毎日書くことで「英語で文章を書く」のに慣れるようにしました。

おすすめサイト:GREG Mat

テストの直前期くらいに知ったサイトなのですが、もっと早めに知りたかったです。

公式問題集やPower Prepなどの問題を使い、どのように考えながら正解にたどり着いているのかを説明する動画がかなりたくさん載っています。しかも無料!

Greg Matの動画はYouTubeからアクセスすることもできます。

有料のコース(1ヶ月$5)は受けませんでしたが、こちらも格安なので、1回目の受験で目標スコアに届かなかったら受講しようかとも考えていました。


私は、1日にVerbalとQuantitativeの動画を1日に1つずつ見るようにし、単語テストも活用していました。


以上、長くなりましたが私のGRE受験記です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?