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【2022GWの波は!?】なみある?塩田気象予報士の波や天気のお話。

いよいよ明日からゴールデンウィークが始まりますね~♪
5月の2日と6日がお休みできる方は10連休、そうでなくとも3連休、1日おいて3連休、また1日おいて2連休と飛び石でお休みが続きます。
 
そんな今年のGWの波や天気のお話をいたします。
 
まず、天気は、、、
初日の29日(金、昭和の日)は、日本の南に停滞する前線上の低気圧が東進するため、北海道を除く広範囲で雨模様とでのスタートとなり、30日は一旦落ち着くものの、2日頃まですっきりしないお天気となりそうです。その後、3日頃からは晴れるところが多いでしょう。
ただし、7日と8日の土日はもしかしたら天気が崩れるかもしれません。
 
そして、波はといいますと、、、
太平洋側は、前半はなみあるところが多く、中盤は東ウネリがメインとなり、気圧の谷の影響で南ベースの風波やウネリが強まる日もありそう。
日本海側は、前半は北~北東の風波やウネリが強まり、一旦落ち着いた後、西~北西の風と波が弱めに続き、3、4日頃には南西の風と波が強まるかも!?日本海側も遊べる日が結構ありそうですね!
 
29日(金、昭和の日)
【低気圧通過で荒れ模様。】
・太平洋側
【東日本は午前中が無難。西日本は通過後の午後にチェックを。】
北日本は反応が弱めですが、西~東日本は東向き、南向きともにサイズアップするところが多い見込み。低気圧が午前中に九州、四国を通過して、午後は近畿~東海、関東沿岸を進むため、西から荒れたコンディションとなりそう。
・日本海側
【波はあります】
北向きのポイントは、ジャンクやハードで厳しくなりそうですが、東北など西向きのポイントは遊べるサイズの波が残り、九州や山陰~北陸でも風やウネリを軽減するところでは何とか出来るでしょう。

 30日(土)
【低気圧が東海上へ離れ、晴れるところが多いでしょう】
・太平洋側
【東~南東ウネリがメインにしっかりと続きます。千葉や茨城の東向きのポイントはハード】
西日本は、風が弱く東向きのポイントを中心に遊べそう。東日本は、波があるところには風が入りやすく、千葉や茨城の東向きのポイントはハードコンディション。伊豆の吉佐美や湘南などでは風の影響が少なく、朝は遊べる波が残りそう。北日本はサイズアップし、ハード気味なところもありながら、技量に合わせて場所を選べば出来るでしょう。
・日本海側
【北向きのポイントが◎】風が弱まり、北向きのポイントを中心に遊べそう。

1日(日)
【天気はぐずつきそうですが太平洋側はなみある】
・太平洋側
【東~南東向きのポイントを中心に波が続く】
広い範囲で東~南東ウネリが続き、ハードだった千葉や茨城の東向きのポイントでもサイズは徐々に落ち着くものの、東~北日本では南東~南風が入りやすいため、波質はイマイチなところが目立ちそう。地形や堤防などで風をかわせるポイントへ。西日本は風の影響が少ない中で遊べるでしょう。
・日本海側
【サイズダウン】
北ウネリは弱まりつつ、日中は西~北西風による波がポイントによって弱く反応する程度。何とか出来るところはありそうですが、あまり期待できない日です。

2日(月)
【太平洋側はなみある】
・太平洋側
【東~南東ウネリが続く】
東~南東ウネリが続き、静岡では西寄りの風の影響がありそうですが、その他広い範囲で風の影響は少なく、湘南以西は、湘南など南向きのポイントはやや物足りなくなりそうですが、東~南東向きのポイントを中心に波が続くでしょう。千葉以北では、東海上に抜ける低気圧の影響で再びアップ傾向。
・日本海側
【少しは遊べそう】
大きなアップはないものの西~北西の風と波がやや強まり、小ぶりながら出来るところはありそう。波を求める場合は太平洋側へ。

 3日(火、憲法記念日)
【太平洋側で波が続く】
・太平洋側
【波が続く】
ウネリが東へシフトしながら続く見込み。千葉以北では、東向きのポイントを中心にそこそこのサイズの波が続き、南向きのポイントでも出来そう。湘南以西は、東~南東向きのポイントを中心に穏やかに遊べるくらいの波が続くでしょう。
・日本海側
【あまり期待できず】
西~北西の波が弱く反応する程度。午後は九州や山陰、東北北部や北海道の西向きのポイントで南西の風と波がやや強まる可能性もありますが、変化があっても小幅にとどまりそう。

 4日(水、みどりの日)~5日(木、こどもの日)
【日本海側でも変化が】
・太平洋側
【湘南など南向きのポイントでも少し変化があるかも】
東ベースのウネリがメインに続き、東向きのポイントを中心に遊べるサイズの波が続くでしょう。また、4日は南風がやや強まるため、南向きのポイントでは風波でサイズ変化し、5日の朝も少しは遊べる波が残るところがありそう。
・日本海側
【西向きのポイントでサイズアップ】
海上から南西~西風が強まり、西向きのポイントは乱れながらもサイズアップ。4日はジャンクとなるところもありそうですが、5日はコンディションが上向きつつ遊べそう。

 6日(金)
【遊べるところは何とかありそう】
・太平洋側
【東ウネリが続きますが波があるところは乱れがち】
南向きのポイントはダウン。東向きのポイントを中心に波が続きますが、北日本を通過する高気圧が吹き出す北東~東風が吹きやすく、波があるところでは風が入りがち。風を軽減しウネリを拾うところで何とか出来るくらいとなりそう。
・日本海側
【北部で出来るところはある】
北陸や東北、北海道の西向きのポイントを中心に、西ベースのウネリが弱まりながらも続き、穏やかに遊べるくらいの波は残りそう。

 7日(土)~8日(日)
【気圧の谷が近づく!?】
・太平洋側
【南向きのポイントでも変化があるかも】
・東ベースのウネリで東向きのポイントは波が続きそうです。そして、大陸から近づく気圧の谷の影響で海上からの風が南東~南へシフトし、南向きのポイントでも西から徐々にサイズ変化がありそう。
・日本海側
【8日に再びアップ!?】
7日は広い範囲でスモールとなりそうですが、GW最終日は、南西の風と波が強まり、西向きのポイントは再びアップ傾向となるかもしれません。  

ということで、今年のゴールデンウィークの日本の波予想をしてみました。太平洋側は東~南東向きのポイントを中心に波が続き、南向きのポイントでもなみある日がありそう。
日本海側は、前半は北向きのポイントで、後半は西向きのポイントでなみあるでしょう。中盤は移動した方が良いかもですね

 まだ4月ですが、南の海上には早くも前線が停滞し、時には日本列島沿岸まで北上する可能性もあります。前線や前線上に出来る低気圧の動向で、予想が大きく変わる場合もあるため、最新の波情報もその都度ご確認くださいね。 

ゴールデンウィークに良い波との出会いがありますように♪ 

気象予報士
塩田久実