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Modはいつの時代もサスティナブルであること

私は以前、数店舗の違ったテイストの洋服屋の経営に携わっていました。

ストリートファッション全盛期の90年代初めから中旬、沢山の若い才能あるデザイナーが活躍していた時代。

若くて瑞々しい才能に触れることが嬉しく、けれどその美しくデザインされた服が、売れ残るとシーズンの終わりには価値が0になってしまうのが本当に悲しかったのです。

Modファッションはその当時、私の会社でもう一つの柱でした。

60年代のファッションであるModは、ライフスタイルとして受け入れられており、一度Modになった人は大抵一生そのままです。

Modファッションはミニマムでニートで美しく、デザインとして完成されていて、流行に左右されず消費されることがない、ということが当時の私には嬉しく、新しいデザイナーの服を処分するときに感じる痛みを癒してくれる理想的な物でした。

よほどボロボロにならない限りModは物を捨てません。そのかわり物を買う時もとても慎重です。それは一生付き合っていく物になるからです。

イギリスに住み始めた頃、心からホッとしたことがあります。古い物を大事にし、古い家を誇りにし、流行に流されず自分の好きなファッションをしていること。

サスティナブルファッションは近年騒がれているワードですが、Jump  the Gunの服はサスティナブルという概念なしに誕生から現在、未来までずっとそうです。消耗品としての服は作らない。イギリス生産、EU生産にこだわり、安い労働力を期待せずフェアに服を作ること。

今話題のサスティナブルファッションが、ただの流行として捉えられ、消費されていかないことを心から願います。

#Mod  #サブスティナブルファッション #Jump the Gun 


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