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リーダーとボスの違い

先日、チームメンバーと組織のトップの在り方について話す機会がありました。

イギリスの高級百貨店Selfridges(セルフリッジズ)の創業者である、起業家ハリー・ゴードン・セルフリッジ氏の言葉を思い出したので、本日はそれを記します。

ボスとリーダーの違い

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ボス  :部下を追い立てる。
リーダー:部下を導く。

ボス  :権威を振るう。
リーダー:志を拠り所とする。

ボス  :恐怖を吹き込む。
リーダー:情熱を持たせる。

ボス  :「わたし」と言う。
リーダー:「われわれ」と言う。

ボス  :「時間通りに来い」と言う。
リーダー:自ら時間前にやってくる。

ボス  :失敗の責任を負わせる。
リーダー:黙って失敗を処理する。(=失敗から学ばせる。)

ボス  :やり方を知っていても教えない。
リーダー:やり方を分かち合う。(=育てる。)

ボス  :仕事を『苦役』に変える。
リーダー:仕事を『ゲーム』に変える。

ボス  :「やれ」と命じる。
リーダー:「さあ、やろう」と言う。(=導く。)

トップの在り方について考える

育成・成長のために、“任せる”ことも時には必要です。

しかし、できるようにするためのバックアップをしたり、何かトラブルが発生したときには責任を持って後始末をするのはリーダーの役割だと思っています。

口だけ出して、手柄だけ持っていく…。
そんなトップに人は「ついていきたい」と思うでしょうか。
メンバーを道具として見ているようにしか思えません。

短期的に見れば、ボス個人の目標は達成されることが多いでしょう。
しかし、メンバーは不満を募らせ、モチベーションが大幅に下がることは目に見えています。結果として、長期的な成長には繋がりません。

メンバーに恐怖を与えて支配するボスと、メンバーの熱意や能力を引き出して導いていくリーダー

考えるまでもなく、どちらが望ましい人材かは明らかですよね。

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