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自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ

友人にお薦めしてもらった、大人気作家東野圭吾さんのミステリー小説『秘密』を読みました。

秘密 (文春文庫) | 圭吾, 東野 |本 | 通販 - Amazon.co.jp

【あらすじ】
ごく平凡な3人家族を襲った突然の悲劇。

自動車部品メーカーで働く39歳の杉田平介は妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美と暮らしていた。

長野の実家に行く妻と娘を乗せたスキーバスが崖から転落してしまう。
妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。 その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密"の生活が始まった。

外見は小学生ながら今までどおり家事をこなす妻は、やがて藻奈美の代わりに 新しい人生を送りたいと決意し、私立中学を受験、その後は医学部を目指して共学の高校を受験する。

年頃になった彼女の周囲には男性の影がちらつき、 平介は妻であって娘でもある彼女への関係に苦しむようになる。

参考:Amazon

久しぶりに、夢中になって一気読みしてしまう小説に出会いました。

最後のどんでん返しな結末に驚くとともに、“切なさ”という言葉では言い表せないような感情が溢れ出ました…。

家族の愛やリアルな想いが丁寧に描かれています。

「自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ」。

愛情、依存、不安、信頼、嫉妬、安心、思いやり、感謝、自制…。
こんな感情が最近自分の中で忙しく動いていて、今わたしが築いている人間関係について顧みるきっかけにもなりました。

東野圭吾さんの作品でもNo.1といわれる『秘密』、ぜひ読んでみてください!

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