仙人

仙人
出会い系サイトに入り浸ったりハプバーに時々行く煩悩の塊のワイでも、むかし「仙人」と言われた時があった。
社会人になってすぐ、そう24～25歳くらい。
給料やボーナスという「休みの日に使えるお金」が定期的に入るようになってから、休みの日は彼女を作ることそっちのけで、東京や大阪に行くようになってからしばらくの間がそうだった。
まずはまったのが服と音楽。学生時代はたまに行くクラブと洋楽のCD優先だったから、服はたまにバーゲン品を買うくらい。
それが月2で大阪、2ヶ月に1回東京に車で行くようになった。
名古屋という土地柄、距離的に近い大阪、神戸にだんだん染まるようになった。
最初は梅田、心斎橋、難波というメジャーから鰻谷、堀江などにも行くようになった。
そうヘタレなワイはデパートから始まり、その後路面店を徐々に開拓するようになって行った。
最初はLbinのアメカジから、take that → backstreetboysのいい子→悪風→green day笑→最終的にはモノトーンのロバートマイルズに落ち着いた（分かるかな）
そんなLbinファッションを身にまとったままアメ村のショップの店員「あーくん」と出会った。
「にいちゃん　ここキャンプ売り場ちゃうで」そんな一言からやりとりは始まった。
「とりあえず革ジャンいっとこ！男は黙って革ジャンやでー」
「兄ちゃんどこから来た？名古屋か。そんな休日のパパファッションでは女の子ふりむかんで笑」
「今晩クラブ行ってみ　そんなんじゃ　DJ気使ってマイムマイム流すわ」

続く