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【大幅改訂】 このちゃんの アクセルベタ踏み 見てみたい 〜松田好花川柳〜

以下の記事を読んで、このちゃんへのお気持ちが昂りすぎてリアクション記事を書いてしまいました。

コメントしようとしたんですけど「500文字までです」と出てしまい、やむなく記事になったのがこれです。上記の記事を受けて、「じゃあどうしたらフロントに入れそうなのか」について単推しではない人間がいつも思ってることを書きました。このちゃんは絶対にハネる力があるし、ハネてほしいなと思っている人間の考えです。まぁ、中の人じゃないので基本的には妄想ですし、そうこうしてる間に世界卓球応援サポーターではめちゃくちゃ前に立っているので、何も変えなくても今のままで早々にそうなる可能性もあります。

そもそも本人はフロント入りへの情熱があるのか

まずこれですよね。これが無いなら「ほっといたれや」という話なわけです。

それを考えるに当たって押さえておきたいことがあります。「言葉」より「行動や感情」に注目する、ということです。
これは顧客インタビューなどの文脈でもよく言われることですが、「どう思うか」という言葉ではなく「何をしたか」という行動の方が、その人のことを雄弁に語ります。たとえば、ある商品を見せて「これいいですね」と口では言うしウソをついているつもりがなくても、いざその商品をスーパーで見かけて買うかというと、買わなかったりします。逆に「これは微妙ですね」と言っていたとしても実際には買ったりします。

このように、人は言葉では本心と裏腹なことを意図せず言うことがありますが、見せる行動や感情には本心がほぼ出る。

それを踏まえて、このちゃんのフロントへの情熱が、行動や感情で見える場面はどこかと考えると、フォーメーション発表の場が一番それだと思うんです。これまでの活動やいろんな雑誌のインタビュー、ブログ、メッセージの内容などを鑑み、「フォーメーション発表で、フロントメンバーであることがこのちゃんに言い渡された時、何が起こるか?」を想像したとき、僕は

「あ、多分このちゃん泣くんじゃないかな」

と思ったんです。これこそが僕が「このちゃんはフロントへの情熱をかなり高い熱量で持っているだろう」と予想する由縁です(そしてもちろん、このちゃんに対する見方が僕と大きく異なり、この時点で「そんなわけねーだろ!」と感じる方もいると思います。)。

もし今のこのちゃんが、フロントメンバーになることが告げられても涙が溢れ出ないとしたら、以下のどれかに該当するのではないかと思います。

  1. フロントを背負う準備と覚悟が完璧・万端

  2. 真にポジションへのこだわり・序列から解放されている

  3. 自分で認識する現状とポジションにギャップがありすぎて、現実味がない

センターはさらに特殊なのでまだ整理しきれてませんが、少なくともフロントポジションについて言えば、1. はフロントないしフロントに相当する経験を一定程度積んで初めて達する境地に思いますし、2. は 7th の久美てんくらいの境地に立って初めて成し得ることだと思います。個人的にはまだどちらの境地でもないように思いますし、メッセージの言葉もこの境地までは意味してないように思いました(何かを諦めたのではなく、あくまで「捉え方が変わって落ち着いた」ということを表現してるだけかなと)。3. は、今のこのちゃんにはあり得ないんじゃないでしょうか。そんなにギャップはないですよね。
そうするとやっぱりどれでもないと僕は思っていて、やっぱりフロントは心から待ち焦がれたことで、自分がそこに入るのだと分かればもしかしたらファンの顔が走馬灯のように思い浮かんで、その結果、涙があふれるんじゃないかなと想像しました。

もちろんこれも程度問題で、「フロントへの情熱度」みたいな、0から100で100に行くほど強いような指標があったときにどの辺に位置するかという話ですが、僕は少なくとも80以上で、実際は90前後には位置してそうに感じています。「じゃあどこからが『情熱がある』といえるんだ?」という定義の話はもちろん出てくるんですけど、まぁ研究でもないし感覚で言うならば、80以上もあれば十分「情熱がある」と言えるんじゃないでしょうか。

どんな言葉で紡いでも、どんな詩を引用しても、行動や感情の方がより適切に想いが溢れ出ますし、その行動や感情を想像した時に、僕としては情熱はあるんじゃなかろうかと思い至りました。

フロント入りに必要そうな条件

ということで、「きっとこのちゃんにはフロントへの情熱がある!」と仮定したところで、じゃあ入るには何が条件になりそうなのか、思ってる妄想を書いていきたいと思います。変数は色々あると思いますが、運とか方向性とかバランスとか将来性などはあまりにコントロール可能性が無いので、「どうすれば入れるのか」を考えにくく、一旦放置します。すると、大きく2つ、「人気」と「引力」が挙げられるんじゃないかと考えました。

人気

そのまんまですが、グッズやミーグリなどがどれくらい売れてるか、ということです。実際のこれまでのフォーメーションを見るかぎり、かなり影響してそうですよね。なのでこの条件は外せないだろうと思います。

引力:人の目を引きつける力

もう一つが、フロントメンバーとしてパフォーマンスしたりメディア露出したりする際に、人の目を引きつける力です。短い時間で人を引きつける必要があります。
これもさらに2つに分けられると思います。

  • 「初見でも一発で目を引く」

    • パフォーマンスやビジュアル等で、「なんか気になる子がいるな」と思わせる力です

  • 「すでに他の活躍で知って目を引く」

    • 他の露出などによって「あ、この子知ってる、あの子だ」と思わせる力です

では、「人気」と「引力」について、現状はどうなっているでしょうか。

必要な条件に対する現状

人気

相対的な人気を測るには、やっぱりミーグリの完売速度が分かりやすいですね。これについては一次完売を連続していますし、特に9thでは4期が最初から追加され分散が予想された中でのその結果なので、ファンからの人気は申し分無いとしていいと思います。

引力

さて、人気には問題がないとするならば、獲得するならばこちらになるということではないでしょうか。あくまでこれも相対的な話で、あるか無いかではなく程度問題なので、そもそも他のメンバーが強すぎるということは言えるかもしれません。ともかく、こちらであれば「初見でも一発で目を引く」か「すでに他の活躍で知って目を引く」かのどちらかを獲得するとよさそうです。

引力が短距離タイプか、長距離タイプか

引力の2種類について、「初見でも一発で目を引く」タイプは、フロントとしての活動において言わば瞬発的に人の目を引くタイプであるのに対して、「すでに他の活躍で知って目を引く」タイプは、フロントとしての活動ではない他の活動を通じてジワジワと目を引く機会を獲得していくタイプだと思います。

そこで、「初見でも一発で目を引く」タイプを短距離タイプ「すでに他の活躍で知って目を引く」タイプを長距離タイプと呼ぶことにします。

このとき、短距離と長距離、このちゃんはどちらに向いているか。もちろん、短距離タイプの方がいいとか長距離タイプのほうがいいとかいう話ではありません。また、これも結局程度問題なので、どっちかしか持ってないとか、持っていても0か100かではなく、「短距離度80、長距離度60」とか「短距離度40、長距離度90」のような二次元ベクトルで表される特徴だとも思います。2つのうち、どっちの方が値が大きいか(より向いてるか)っていう話ですね。以下のようなイメージです。

引力タイプの分布イメージ

元の記事でも言及されていますが、このちゃんは奥深いところに魅力が溢れているタイプかなと感じます。いわゆる「ヤバい(褒めてる)」部分ですよね。奥深いだけに、そこにたどり着くには一定の時間(数秒では足らない)が必要で、フロントとしての活動だけでは足らないのでしょう。また、もし短距離度が高い人であるとマネジメントから思われているのであれば、おそらくこれまでのどこかのタイミングでフロントを試されているのではないかとも思われます。

それらを踏まえると、このちゃんは短距離度より長距離度の方が高いように思うので、長距離タイプが目指しやすい引力なのかなと思います。

長距離タイプの引力でフロントを目指す道

そうなると、日向坂のパフォーマンス等をテレビ等で見た時に、「お、あの松田好花じゃん」と思ってくれる人を事前に増やし、「松田好花って日向坂なんだ。え、他にもいろんな子いるじゃん、曲いいじゃん、ちょっと調べてみよ」みたいな流れを目指すことになります。
これには何かで「尖る」のが早いですよね。影ちゃんのサッカーやクイズ、丹生ちゃんのゲーム、すーじーのモータースポーツなどが好例ですが、オープンな場で活躍し、個人として名前を覚えてもらうような道筋です。影ちゃんが事あるごとに「こうやって日向坂に貢献したい」と言っていたような姿ですね。

では、このちゃんは何で尖るのが良さそうかというと、それはこのちゃん推しが「最大の魅力」と語る「奥深いところにあるヤバさ(褒めてる)」を存分に発揮するのが一番ですよね。このちゃん推しが思う最大の魅力が、結局は多くの人にとっても最大の魅力になるはずなんですよ。そういう魅力は取ってつけたようなものではなく、もともと本人が持っている本質的な魅力なわけで、それで勝負するのが一番効率がいいはずです。

この「奥深いところにある魅力」を出すことに尖らせて、「松田好花っていうなんか面白い子・興味深い子がいる」と思ってくれる人を増やすのがいいんだろうなと思います。実際、佐久間さんが「あちこちオードリーを見た他局の人からよく聞かれるんですよ、『松田さんってどんな人?』って」と語るように、やっぱり内の底の部分が出ればちゃんと刺さる面白さがあるんですよね。こういうシーンを沢山作れればよいわけです。

なのでここからは、現状のこのちゃんの振る舞いから、「松田さんって面白いね」と思ってくれる人が今よりも早いペースで増えるよう、どうやって「奥深いところにある魅力」を出す事に尖らせていくのか、その方法を考えてみます。

振る舞いの特徴1:ブレーキングのうまさ

このちゃんって、「器用な感じ」とか「何やらせても安心できる感じ」があると思います。実際に器用なところはあるし、賢い部分もあるからこそではありますが、個人的にそう振る舞える一番の要因は「ブレーキのうまさ」だと思うんですよ。コントロールが上手で大崩れしない印象なのは、賢さで色んな事を考え、先のことを予測しながら、落ち着いて場を制御するブレーキングの上手さに由来するんじゃないかと感じています。

それが色濃く出てるなぁと感じるのが、「よく考え、準備する」姿勢です。
「ひらがな推し」時代のキン肉マン企画で、課題図書のキン肉マンをしっかり読み込んできて大活躍したシーンが印象深い人も多いと思います。また「このラジ」においても、サトミツさんが番組を担当したパーソナリティ史上初めて「番組のことを1から考えて新コーナー案を持ってきた」りしています。これらの行動からも、「先のことを見据え、しっかり舵取りができるようにする」、つまり「コントロールする」ことが好きなタイプ、それが性分なタイプのように感じます。

そしてこれは同時に、あちこちオードリーのときのように制御を失った時にこそ出てくる、奥深い所にあるこのちゃん自身の面白い部分を積極的に出すというよりは、むしろ閉じる方向でもあると思います。

振る舞いの特徴2:アクセルの踏みしろの存在

なので、アクセルはどうなのかというと、こっちはまだまだ踏める余地があるように感じてます。

バランスを取るのが上手い故に、踏みすぎてバランスを崩してコケて事故る世界まで行ってないというか、自制が強い印象があります。
本人の奥深いところにある、もっとドロドロとしたマグマみたいなものが見えにくい。聖人君子的にクリーンな感じに寄りすぎてるような、そんな感じがします。
実際、タガが外れてブレーキせずに思いっきりアクセルを踏む瞬間のこのちゃんってやっぱり面白いし、ハイライトになるじゃないですか。「え、ほんとに?」みたいな負の感情の瞬間や、「秒でうまい」みたいな正の感情の瞬間のどちらも。あるいは、自分のことをしっかり剥がされ、中身が出まくってしまうあちこちオードリーみたいな場面は、擬似的にアクセルが踏まれたような瞬間だと思います。

そして先述した佐久間さんの発言のように、このちゃんのアクセルが踏まれたシーンというのはちゃんと人に刺さりやすい。なので、しっかりアクセルを踏むシーンを増やせば、「松田好花って気になるな」「松田好花って面白いな」と感じる人が増えるはずです。なので、もう単純に、どんどん踏むようにするとよいのではないでしょうか。

ここで整理しておきたいのが、「コントロールすることが好きな性分の人が、そもそもアクセルを踏めるようになる可能性はあるのかどうか」、つまり「振る舞いは変えられるのかどうか」です。

振る舞いは変えられる

ブレーキやアクセルの塩梅、つまり振る舞いというものは個々人に固有のバランスがあり、それ自体が人格のようなもので不変的だったりしないかどうか?

それについては、可変的だと思います。どう変わる余地があるかというと、少なくとも「経時的変化」と「所属・関係的変化」が挙げられると思います。例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 経時的変化:心境の変化などで、時間軸で比較した時に振る舞いが変わる

    • 先輩の姿を見て「もっと自由でいいんだ」と気づいた(上村ひなの)

    • 昔は一匹狼になりたかったが、そうではなくなった(河田陽菜)

    • 昔はアイドルアンチで悪口を言いまくっていたが、いつの間にかミーグリを買っている

  • 所属・関係的変化:場や相対する人次第で振る舞いが変わる

    • イッキサンだけで集まるとすごいテンションになる

    • お父さんには強く当たりがち(河田陽菜)

    • ライブ会場では推しメンの名前を叫んでるけど、会社ではアイドルとは全く無縁な静かな人だと思われている

実際、THE TIME, とメッセージのこのちゃんは同じ振る舞いかというと、違いそうですよね。さらに、メッセージのこのちゃんはオープンな場と比べるとアクセルを深めに踏んでいるのではないでしょうか。なので、すでに場に応じて振る舞いを分けることは出来ているわけです。

であれば、あとは「よりオープンな場でアクセルを踏んでもいいんだ、それを面白く思ってくれる人がたくさんいるんだ」という気づきによる経時的変化を発生させることと、「この場所ならアクセルを踏みたくなる」というような所属・関係的変化を起こす場所さえ揃えば、オープンな場でアクセルを踏む振る舞いができるようになる余地は十分にあると思うんです。

経時的変化については、これは自分と向き合って自分で気づく必要があります。あちこちオードリーの佐久間さんの発言なども踏まえて、アクセルを踏む境地に達する可能性は十分あると思いますがここは本人次第なので、あとは「場」をどうするかです。

適切なアクセルの踏み場所:このラジ

では、どんな場所がこのちゃんにとってのアクセルの踏み場所として適切で、「松田好花って面白いね」と多くの新しい人に思ってもらえる場所となり得るのか。

このちゃんが長距離タイプの引力に向いてるだろうことは先に述べました。この事と「メッセージではある程度アクセルを踏めている」ことを踏まえると、場所の条件としては以下が重要だと思います。

  • 十分に時間がもらえる

  • オープンではあるが、一定のクローズ感があり、メッセージの空間のようにこのちゃんの濃い味方が多く、心理的にアクセルを踏みやすい場所

この2つ、ラジオだとその要件を満たせそうに思います。となると、そうですね、「このラジ」ですね。めちゃくちゃピッタリな場所をすでにもらっていました。

なので僕は、このラジにおいてもっとアクセルを踏み込み、このちゃんの奥深い部分にある魅力を自ら表出させ(あるいは剥がせる人をそばに置き)、それによりラジオを聴いた新しい人に「松田好花っていう面白い人がいる」と思ってもらう尖り方をするのが一番いいのではないか、と考えています。もちろん、今が面白くないというわけでなく、「もっともっともっともっと面白くなる」だろうということです。

この点、なんとなくオードリーの若林さんに似てる部分があるなぁと思っていて、たとえば若林さんも大人数のテレビは苦手だと公言してますよね。で、少人数のほうが得意だと。そしてテレビでは見せないようなトークを展開し、「若林はラジオが面白いんだよ!」と言われてたような話があったと思います(今はあちこちオードリーや午前0時などもあり、テレビでもラジオみたいな姿が見れたりしますけども)。

このちゃんもそんな感じになれるんじゃないかなぁ、だからもっとアクセル踏んでくれないかなぁ、その時に本当の意味で「ラジオに留まらないラジオスター」になれるんじゃないかなぁ、というのが僕の率直な思いです。

主張(妄想)のまとめ

なので最後に話をまとめると、

フロントへの情熱があるように思うこのちゃんが、
長距離タイプの引力を目指し、
このラジという場所で、
アクセルをベタ踏みすれば、
それは叶うし叶えてほしい、というのが僕の妄想になります。

このちゃんへのお気持ち

ほぼ箱推しで、ミーグリ等はしない比較的浅めなファンである自分のスタンスは、「そのままでもいいんだよ」という温和な感じというよりも「ちょっとでも野心があるならどんどん行ったれ!」という、どちらかというと急進的なタイプだと思います。もちろん温和なタイプの方もいらっしゃるのは分かっているので、これは単なる好みになります。

急進的な僕的には、野心とかポジションにこだわって産みの苦しみを味わうのは、正しい苦しみ方であるならば悪いことじゃないというか、むしろ積極的にしていいと思っています。そこにこだわって研鑽を重ねることは人としても表現者としてもステップアップにつながると思いますし、結果的に表現者としての寿命を伸ばし、より長い期間応援できることにつながると思っているからです。僕自身の個人的な経験としても、本気でやってる時ってつらいし、結果が出ないとふつうに泣くし、「そんなに本気でやらなくても、こっちの方が楽そうだしこっちに行くか」ってなりがちだし、でも振り返ると本気でなければダメだったなという事はあります。
もちろん、ハック的な考え方に終始するのは無益だと思います。ポジション選考のルールを熟知してそのルールのスキを突くとか、政治的な動きをするなどの本質的でないことですね。そういった表現者としての力を伸ばすことにつながらないことは無益だと思います。そうでないなら、どんどんやりなよ、と思うわけです。

まぁ、そんな急進的な僕なので、「このちゃんは新規獲得じゃなく沼らせる人」みたいな認識だったり「トークでこそ魅力が出てる人」で留まってるの、結構悔しいんですよね。
「もっと出来んだろ!もっと持ってんだろ松田好花!!」みたいなことを常々思っていますし、そんなお気持ちを表明して長すぎるリアクション記事の本文を終わりにしたいと思います。ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!

付記

ここからは、このリアクション記事の元になった記事で挙がっていた話題のうち、興味を惹かれた点について整理しておこうと思います。

「役割」ではなく「状態」という見方

たとえば、あるメンバー推しの人がそのメンバーの役割を「新規獲得というよりは来た人を沼らせること」だと感じている、みたいな話はよくあると思います。

これについて個人的に思ってるのは、運営は「この子は新規獲得」「この子は沼らせる」と分けて役割を与えているのではなく、「全てのメンバーにおいて無関心層が興味を持つ入り口になることが出来るべきである」と考えているはずじゃなかろうか、ということです。

そして、「新規獲得というよりは来た人を沼らせることが役割」だと感じるメンバーがいるとしたら、それはそのメンバーの現状が「来た人を沼らせる」ところにまだ留まっている(そしてまだ先に行ける力がある)、ということなんじゃないかなというのが個人的な認識としてあります。つまりそれは「役割」ではなくあくまで「状態」だという見方です。

そういった、「アイドル活動全体における、個々人の現在の集客力」のようなものを表す「状態」が、「フォーメーションのポジション決めやメディア露出をどうするか等を決めたりする際の変数になる」のだと思っています。つまり「役割」に影響する一つの変数が「状態」ということですね。

そしてもちろん、状態は経時的変化があり得ます。

役割は文脈依存

そんな役割は一人に対していくつもあるように思います。たとえばみくにんを例にとってみると、現在のフォーメーションの位置においてはダンススキルや身長の高さ由来の迫力でフォーメーションダンスを美しく魅せることを期待されているかもしれません。しかしひなあいだと、最近のガヤの頑張りゆえにガヤで盛り上げることを期待されてるかもしれません。あるいはライブでは、そのパフォーマンス力で短距離タイプ的に人を引きつけファンにさせる役割もあるかと思います。
このように「役割」というものは一人の中でも文脈によって変わるので、「誰々の役割はこれだ!」と一意なものがあるのではなく多様にあるはずです。

なのでこの「状態」と「役割」というものは分けて考えたほうがいいだろうなぁと思っています。

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