【ギター】木材? ピックアップ? 初心者向けエレキギターの選び方
こんにちは!ナ〆ナナメです!
今回は「これからエレキギターを始めたい」と考えている方に向けて、1本目の選び方について少しお話しします。
ちなみに先日、「見た目で選ぼう! 初めてのエレキギター」という記事を投稿しました。
タイトルだけで全てを語っている記事ですが、筆者は最初だけでなく、2本目もそれ以降もその選び方でいいと思っています。
ただ、何も知らずに見た目だけで選ぶのは心配……という方もいるかと思いますので、そんな方のために「これさえ知っておけば大丈夫!」な基礎知識をご案内します。
なんてったって、筆者も新しいギターを買う時にこのくらいのことしか気にしていませんから!ご安心を!
(この筆者は大丈夫なのか?)
というわけで、今回はエレキギター選びの重要なポイントを2つご紹介します。
これらについて少し知識をつけるだけでギター選びがもっと楽しくなりますよ。
【木材について】(主に見た目・重量に注目)
1.見た目(色や木目)
やはりまず大事なのは見た目の好みだと思います。
木材によって変わる箇所で一番わかりやすいのは、ネックの指板(コードを押さえるところ)です。
指板に使われる木材は主に
・白〜黄色っぽい色の”メイプル”
・黒い"ローズウッド系"(代用されるパーフェローやローレルなども含む)
の2種類です。
使われている木材によって、音の違いや演奏性にも多少の影響はありますが、初めて買うギターにおいて重視する点ではないでしょう。白(黄)と黒のどっちが好みかくらいの選び方で良いと思います。
気にすることが多くなって直感が鈍るのも良くないですからね。
ボディに関しては、木目の主張が強いデザインでない限り、パッと見でどの木材が使われているかを判別するのは難しいでしょう。
木材の話からは少し逸れますが、塗装の質感も見た目に大きな影響を与える要素となります。塗装の質感は主に「サテン(ツヤなし)」か「グロス(ツヤあり)」の2種類に分けられます。
グロス仕上げの方がリッチに見えると思います。サラサラしたサテン仕上げも良い手触りで、使っているうちにツヤが出てきます。どちらに優劣もなく、完全に好みが決め手になりますね。やはり音にも多少影響があります。
ちなみにサテン仕上げの方が安い傾向があります。
2.重量
軽さは正義です。筆者は木材の重さによる音の違いはよくわからないので、ギターは軽いほど良いと考えています。(レスポール・・・)
ちなみにエレキギターは3.5〜4kgくらいが標準的な重さで、3.5kgを下回れば軽いギターと言えるでしょう。2kg台は感動するくらい軽いです。
どうしても弾きたいというギターが重いものだった場合は運命として受け入れましょう。
参考:近年ボディによく使用される木材
◆アルダー(3.5〜4kg ※標準的な重さ)
※ストラトキャスターなど、エレキギターのボディによく採用される木材
◆バスウッド ※アルダーの代用として使われる
◆ポプラ ※アルダーの代用として使われる
◆アッシュ(さらに細かい種類があって、標準より軽いものや重いものもある)
◆マホガニー(標準より重め)
◆ナトー ※マホガニーの代用として使われる
◆パイン(標準より重め)
【ピックアップについて】(シングルコイル?ハムバッカー?複合?)
ピックアップは、弦の振動を電気信号に変換する装置です。"エレキギターの音色を決める要"といえます。
ここでは代表的なピックアップ2種類を簡単にご説明します。
※各ピックアップの構造の解説は割愛します。
1.シングルコイルについて
長所:シャープでクリアなサウンド。生々しい音※筆者の主観
短所:ノイズに弱い(近年はノイズに強いシングルコイルも出てきている)
近年人気のカッティングを多用するようなジャンルには、切れ味のあるシングルコイルがオススメです。
シングルコイルが採用されているギターの例(写真左)
シングルコイルが3基搭載されているピックアップ構成。各シングルコイルの音に加え、組み合わせた音色を作ることもでき、5パターンの音色を使うことができます。フロントはまろやかな甘い音、リアに向かうにつれてシャキッとした音になっていきます。
2.ハムバッカー
長所:パワフル(高出力)。太い音がする。ノイズに強い。
短所:シングルコイルのような切れ味は出せない。※シングルと違うだけで、短所がないとも言える。
重厚なハードロックサウンドを目指すならハムバッカーがオススメです。
ハムバッカーが採用されているギターの例:(写真右)
ハムバッカーが2基搭載されているピックアップ構成。各ハムバッカーの音と、その2つを組み合わせた音の計3パターンの音色を使うことができます。やはりフロントが甘くまろやかな音、リアがキレのあるシャープな音になります。
3.複合?
ギターによってはSSHといったシングルコイル2基(フロント・センター)、ハムバッカー1基(リア)という構成のモデルもあります。「切れ味」も「重厚さ」も兼ね備えた、オールラウンダー構成とも言えます。1本でいろんなジャンルの曲を演奏するという方にオススメです。
ほかにもHSHなど、モデルによっていくつかのパターンがあります。
【まとめ】※時間がない方はここだけでも是非。
というわけで、簡単に整理するとギター選びで重要なポイントは下記の通りです。
◆木材に注目してみよう
・指板の色は白?黄色?黒?
・塗装はツヤあり?ツヤなし?
・重い?軽い?
◆ピックアップに注目してみよう
・シングルコイル(軽やかでキレのある音)
・ハムバッカー(パワフルで重厚感のある音)
・複合(シングルとハムのいいとこ取りなオールラウンダー)
初めてギターを買う人だけでなく、2本目を考えている人にも参考になるんじゃないかな?と思います!今持っているギターと違うスペックを検討してみるのもいいですね。
ちなみに筆者はメイプル指板のモデルを持っていないので、今はメイプル指板に注目しています。
この記事がギター選びのお役に立てたら嬉しいです。
良いギターと出会えますように!
ナ〆ナナメ
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