📚鬼滅の刃②呼吸の派生：キリスト教カトリック「煉獄」からの派生🔥　《炎➡恋》💘✝

こんにちは✨名も無き羊飼いᏊ˙ꈊ˙Ꮚです。
最近とても過ごしやすい秋めいた気候になってきて嬉しい羊です🍂

さてさて、前回はギリシャ神話からの呼吸の派生をまとめてみましたので、次の派生のご紹介は炎➡恋になります🔥

🌋煉獄杏寿郎の「煉獄」はカトリックの「あの世」の概念の一つ📚

煉獄杏寿郎の「煉獄」とは、既にご存知の方も多いかと思いますがキリスト教カトリックにおけるあの世の概念の一つです✝

現在のキリスト教のあの世の原点を創りだしたのはイタリア・フィレンツェが誇る詩人ダンテ📚✨✨

あまりダンテと馴染みがない人も多いかと思いますが、日本ではオーギュスト・ロダンの「考える人」と呼ばれている銅像が有名です💡
あの銅像はダンテの神曲からアイデアを得て作成された「地獄の門」の中の作品の一つです🔍👀

そのダンテが神曲のなかで創り出したのは天国と地獄、そして煉獄(Purgatory)📚

この「煉獄」とは天国にも地獄にも行けなかった人が向かう場所です。
ピンと来ない方も多いと思いますので、簡易的に仏教の極楽と地獄の間に中間の空間があると思って頂ければよいのかなと👀

煉獄の番人：大天使ミカエル＝煉獄杏寿郎👼🔥人々が犯した罪は煉獄で浄化される🔥

☝魘夢の断末魔のようなたくさんの手のモチーフ(地獄❓)✋


「地獄に行く程には罪が重くなく、しかし天国に行けるほど清らかな人間ではない。」このように生きていた頃に犯した罪や欲望による穢れがあるとき、その魂はこの煉獄という場所に送られます🌋

煉獄には幾重にも重なった山があり、その山の中で人々の魂は―場合によって懲罰を受けながら浄化されるのを待ちます⛰⛰⛰

ここで一つの疑問が浮かびます👼

「煉獄杏寿郎は炎の剣士である」
「煉獄に炎の要素があるのだろうか」

この煉獄という世界自体に大々的な炎の描写は殆どありません。
ですが、ここで登場するのはこの煉獄の番人である大天使ミカエルです👼

この大天使ミカエルは正義の審判を行い、属性は太陽と火、燃える剣を持ちます🔥⚔

（ミカエルが煉獄杏寿郎であるという考察は、既に多くの方が考察されているため、ここでは省略させていただきます😊）

話を戻しますが、この火の天使であるミカエルが審判をする煉獄では人々の魂が浄化され、天国に続く煉獄門へと向かいます。
（天国に行けるまでの時間は人によって異なるようです。）

✅煉獄のキーワード「火」＝「炎」
コチラ大切なのでこちらを覚えておいてください👀💡

煉獄にあふれる空気は神の愛（アモーレ）💘愛のキューピットの「愛」で満たされる👼✨✨

そしてこの煉獄にあふれる空気は神の愛（アモーレ）であり、ギリシャ神話の恋神エロース・ピクド（キューピッド）から由来するものです👼💘

ちなみにこの愛（アモーレ）の源は、ギリシャ神話考察時に半天狗のモデルで候補として挙げていた恋心と性愛を司る神エロースが鍵になってきます🔑

半天狗のお爺さん姿は全然エロスを感じさせないところが味噌ですね👺💦

この半天狗＝エロースは古代力強い有翼の男性あるいは美少年でイメージされていました🕊
恐らく羽がある空喜が「力強い有翼の男性」のイメージになっているのでしょう。

甘露寺蜜璃と半天狗で『煉獄の神の愛』を読み解く🤔📚

可愛らしくて恋の呼吸を使う蜜璃ちゃんから「神の愛」を連想するのは難しくありませんが、おどろおどろしい見かけの半天狗や分裂後の姿から「神の愛」を連想するのは至難の業でした😅💦

個人的にはとてもとても難しかったのですが（笑）、半天狗のモデルであるエロースの恋の物語についてご紹介します👇✨

💘エロースのロマンティックな恋の逸話👼
ヘレニズム時代に「愛と心の物語」と呼ばれる甘美な物語が登場しました。人間界の王の末娘・プシュケーが絶世の美女として噂になっていました。

エロースの母・アプロディーテは美の女神としてのプライドからプシュケーに嫉妬し、この娘が子孫を残せないようエロースに鉛の矢でプシュケーを射るように命令しました。

しかし、エロースはプシュケーの美しい寝顔に戸惑い、誤って恋に落ちる矢で自身の足を傷つけ、プシュケーに恋をしてしまいました。

一度は姿を消したエロースですが、恋心は収まることを知らず遂には恐ろしい魔神に化けてプシュケーの両親の前に現れ、彼女を生贄として差し出すよう命じました。

念願叶い、エロースはプシュケーと神殿で一緒に住むことになりましたが、人間である彼女に神であることを知られることは禁忌でした。

暗闇でのみプシュケーに会っていたことから、プシュケーは姉からもらった灯りを使いエロースが端正な顔立ちの美少年であるという正体を見て、プシュケーもまたエロースに恋に落ちてしましました。
しかし正体を知られてしまったエロースは、禁忌を犯したことにより一緒に住み続けることができずに逃げ去ってしまいます。

この後、プシュケーはエロースを追って再会したりしますが、ここでは割愛させていただきます📖💦

👴怖いお爺さん姿は魔神、憎白天は美男子エロース👼✨

☝ロンドン・ピカデリーサーカスのエロース像👼💘

この逸話で既にお分かりかと思いますが、半天狗の通常時の姿が恐ろしいお爺さんの鬼であるのに、憎白天に変化すると若い美男子になるのはこの逸話に由来すると思われます📚💡

そして何故神の愛同士で戦っているのかと疑問に思うかもしれませんが、これは後々のとある鬼滅の刃という作品の中で一番と言っていいほど重要なテーマが絡んできます👀

刀鍛冶の里の半天狗戦が「煉獄の愛💘」は恐らく隠されたテーマではありますが、別の見方をすると表向きの構成は嫉妬深いヘラ（甘露寺蜜璃）と天候を操るゼウス（半天狗）の壮絶な夫婦喧嘩という構成になっていますね⚡

以上、これらの理由から【炎の呼吸の派生が恋の呼吸である🔥】と言えるかと思います😊✨✨

🔥炎の呼吸と恋の呼吸は煉獄由来👼💘

いかがでしたでしょうか(*´ω`*)
呼吸の派生の謎を解くために、まさか半天狗が関わってくるとは本当にびっくりでした😲

正直なところ、「えっ、こんな妖怪みたいなお爺さんが神の愛…😨❓」状態でした😅

私の予想では煉獄という概念が広がっているのは蝶屋敷編の後半～刀鍛冶の里までではないかと踏んでおります🐏

話は変わりますが、今日は「聖ミカエルの日」、ミカエル祭です👼✨
私はクリスチャンではないのですが、鬼滅のお陰で天使たちのお祭りを前よりも身近に感じ、夕飯は熱々の鶏肉生姜料理にしようと思います🐓✨