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響け!ユーフォニアム第十二回「さいごのソリスト」感想ネタバレあり

最終回を前に物語は最後の大詰めとなりました。あくまで一視聴者として原作未読の立場から感想を書きたいと思います。皆さんのノートはいつも拝見しており多くの気付きを与えてもらっています。以下ネタバレを含みますので未視聴の方はそっと閉じていただけますと幸いです



















オーディション
順番に名前が呼ばれていきユーフォニアムの順。この結果については編成的にここまでユーフォは2枠できていましたので、消去法で選ばれなかった奏については可哀想だなと思いつつも納得感みたいな気持ちがありました
完全に宇治北マインドに毒されてますね
上から順番に上手い人が枠を埋める。彼女たちが決めたことです

ソリの発表
順当に進んでユーフォの番。ここは当然物語的に久美子でしょうと思っていたので、名前が呼ばれて安堵しました。久美子の目も安堵の色を浮かべて、こういう表現ホント上手いよなぁ京アニさんと思っていたのも束の間
まさかの展開でした
マ ジ デ ス カ

滝先生もなんでこんな事をするかなぁと暫く逡巡しましたが、あーこれは2年前のあれなんだなと気づきました
上手い人が吹く、真由の方が上手いと思っている人もいる、なら伝統に習って決戦投票する。今の3年生にとって誰も否定できない公平な選出方法ですね。滝先生自身はここまでストイックに実力主義を貫くのかと、改めてこの姿勢を認識させられました
また久美子のその後の提案は、滝先生のストイックさの更に上を行く提案で完璧に度肝を抜かれました。もはや異次元のストイックさですね。どこまでも実力主義にこだわる姿勢。ある意味、子供の世界だからこそなせる技なのかもしれません

久美子と真由の最後の交錯
さすが久美子です。ついに真由のATフィールドを突き破り核心をつきました。あの、あすか先輩ですら動かした話術健在
でもテクニカルにやっているのではなく、あくまで相手のことを考えて考えて考え抜いて、そして寄り添うから心が動くのだと思います
真由も吹っ切れたのではないでしょうか

直接対決
せっかくなのでイヤホン装着で集中して聴きました
1番は音が少し弱く感じましたが麗奈に寄り添うように聴こえました
2番ははっきりとした音色でしたが少しだけ合ってないような気がしました
素人の耳では甲乙つけ難く選べなかったものの、個人的には2番の方がハッキリしていたかなと思い(私は2番にする!)と勝手に投票に参加して結果を見守りました
2番で緑が手を上げ、奏が悩んだ末に手を挙げたとき、2番が久美子かなと何となく確信

それだけに票が割れ、走馬灯が現れたあと麗奈が1番を選んだとき、「あれ、1番が久美子だったんだ」と意外な気持ちになりました

踏み出す足
そして、、


この驚愕は言葉になりませんでした

緑は演奏内容に関わらず久美子を選んだ

奏は演奏内容で真由が優れていたことをわかっていながら押しである久美子を選んだ

そして麗奈は2番が久美子とわかっていながら、演奏内容で真由を選んだ

それらのことが全て明らかになってしまったからです。ここまでなのか!貴方達のストイックさは、こんな次元まで高まってしまっていたのかと!二人の想いを犠牲にしてもあくまでチームの目的を達成を目指すのかとぉぉ!!

ここまでくればね、この選択でさえ麗奈と久美子を分かつことは無いとわかってますよ
久美子はそういう人だし麗奈もそういう人だし、お互いその事をわかっている。
それはわかってる!
でもよーあんまりだよー!こんな展開きつすぎるよーー

奏ちゃんありがとう!
いつも含みをもたせるこの子がストレートに想いを吐露する姿に打たれました

高台の二人
1年生のあがた祭りをなぞるように展開する物語。麗奈の吐露。言われなくてもわかってるよ。麗奈が久美子の演奏を聴き分けられないはずがないことを。うちらがどんだけ君たちの事見てきたと思ってんのよ

特別なシーンの再現
久美子成長したな。大人になったな。
でも君たちの選択は大人になったらきっとできなくなるからまだ子供で、眩しい青春の真っ只中なんだよと伝えてあげたい



というわけで今週も本当に心を震わされました
映像が素晴らしいのは京アニさんなので当然ながら、多くの登場人物の細やかな心理描写をここまで表現できるなんて信じられないクォリティーだと思います

来週最終回なんて信じられない
寂しい
もっと見ていたい

でも私もしっかりと受け止めたいと思います
ここまでやってきたからいい結果で締めてくれ!
頑張れ宇治北!



※画像は響け!ユーフォニアム公式Xより



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