Vol.4 懐かしの「セリカGT-FOUR」

夫が突如ミニカーを買ってきた。コジマのオモチャ売り場を歩いていたらたまたま見つけ〝懐かしい。こんな古いモデルのミニカーが売られているのか〟と脊髄反射的に買ってしまったそうだ。

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ちなみに夫はカーマニアである。庶民の分際でつい先日まで国産車と外車、2台を保有していた程だ。よく運転中「お〜っこんな車まだ乗ってる人いるのか!」などと呟いている。大体の車は見れば車種と年代がわかるようだ。ヘンタイである。一方、私はクルマ音痴だ。なにせ「セダン」というのは車の名前だと30過ぎまで思っていた人間である。正直〝走りゃなんでもいい〟と思っている。車を見ても「黒い車」「赤い車」くらいの区別しか付かない。だから何故こんな何の変哲もない白い車を買ってきたのか分からなかった。しかし次の夫のセリフで全て合点が行った。

「ホレ、あの〝私をスキーに連れてって〟で女2人が爆走するやつだよ」

あ〜アレか!!! あの高橋ひとみと原田貴和子が雪道をぶっ飛ばすやつか!!! 「オンナ26、いろいろあるのよ」のアレか!!!

・・・平成生まれの皆さんには分からないネタで申し訳ない。

https://youtu.be/rBb8ZR3IYcs

「私をスキーに連れてって」は1987年に公開されたホイチョイ・プロの名作である。この映画によってスキーブームが起き、「スキー=ユーミン」「スキー=4WD」等の方程式が生まれた。

などと偉そうなことを言っているが私自身、リアルタイムに観た訳ではない。今どこに出しても恥ずかしくないババアな私も流石にこの当時は小学生であった。最初に見たのは多分4〜5年前だったと思う。〝たまたまテレビをつけたらやっていた〟というレベルの軽い視聴だったが、それはもう強烈なインパクトを残した。特に最後の「女2人雪道爆走」はイケイケ(←昭和風)だった。その車が「セリカGT-FOUR」だったとは。

当時18歳だった夫はこの車が欲しくて欲しくてたまらなかったそうな。もちろん大学生に買える値段ではなく「憧れ」で終わったが…。その「憧れの車」のミニカー発見である、買って当然だろう。

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尚、その「憧れの車」は開封と同時に2歳児の手に渡った。なにせブーブー大好きな子である。いたく気に入ったようで食事中も握って離さずドアを開けたり閉めたり開けたり閉めたり遊んでいた。間違いなく夫の血を引いている。

16年後、免許を取った暁には是非「ママをスキーに連れてって」欲しいものである。

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