仙侠用語まとめ

仙侠作品でよく見る関連用語をまとめてみました。
作品によって呼称が変わることも多いので、お気をつけください。
※【】内は日本の漢字に直しただけで、訳語ではありません。

修真者【修真者】特殊な方法に従って体内のエネルギー(霊力)を強め、常人離れした力を身に付け、飛昇して仙人になることを目的に修練を積む者たち。修士、修仙者、修者ともいう。

飞升【飛昇】その世界の軛から自由になり、別のより高次と思われる世界に入る=仙人になること。踏破虚空ともいう。

灵气【霊気】修真者の修行にあたり必要となる自然エネルギー。人が多く集まる場所から遠く離れるほど霊気が濃くなることが多い。

灵力【霊力】体外から霊気を取り込むことによって生成される、修仙者が自由に扱えるエネルギー。だいたいMPのようなもので、真元、法力ともいう。

神识【神識】修真者の精神力。主にレーダーのような役割を果たす。ある程度修行を重ねると、精神力は実体をおび、手や術を使わずに物を動かしたり、相手の精神に攻撃を仕掛けたり、一部だけ切り離せるようになる。

分神【分神】神識の一部を本体から切り離すこと、または切り離された神識。高位な修真者になると、精神の一部を切り離して他人に預け、いざという時にその所持者を守ることができる。分神が撃破されると切り離した精神力は永遠に失われ、本体との記憶共有もできなくなる場合も多い。

灵根【霊根】人の体内に存在する、霊気の転換器のようなもの。生まれつき霊根のない者は、体外に存在する霊気を体内に取り込むことが出来ないため、修真者にはなれない。一般的に霊根の属性が少ないほど修行効率が高いとされる。

资质【資質】修真者としての適性、主に霊根の有無とその属性の多寡。広義的には骨格や経脈、反射神経の良し悪し、頭の良さや性格なども含まれる。

功法【功法】霊力の循環経路などが書かれた修行手引書。詳しくはこちら

闭关【閉関】修仙者が一定期間安全な場所に引きこもり、修行に専念すること。その期間は数日から数百年に及ぶこともあり、その間ずっと瞑想状態のままというケースも多い。

灵石【霊石】霊気の入った石。様々なランクがあり、修仙者の間では貨幣として使われる。

修为【修為】修真者が修行によって積み上げてきた強さ。詳しくはこちら

境界【境界】修真者の修行段階を指す言葉。作品によって分け方は様々であり、練気・築基・金丹・元嬰・化神・煉虚・合体・大乗・渡劫の九段階表記が主流。

突破【突破】瓶頸(ボトルネック、障壁)を突き破って、次の段階へ進むこと。突破すると力が跳ね上がるので、この一歩手前まで来ても何十年も突破できないケースも多い。

天劫【天劫】多くの場合、境界を突破した後に訪れる天道からの試練。雷の形をとることが多く、心魔劫を伴う場合もある。詳しくはこちら

御剑飞行【御剣飛行】剣に乗って空を飛ぶこと。剣サーフィンとも呼ばれるアレ。剣だけでなく、笛や煉丹炉など本命法器に乗って飛ぶ場合も多く、また飛行専用の飛行法器も存在する。

走火入魔【走火入魔】修行法を誤って、力が暴走すること。これにより、修真者は大ダメージを受けたり、魔道に堕ちることがある。

心魔【心魔】読んで字の如し、心に潜む魔物。行き過ぎた執着やコンプレックス、後悔してることなどがあると、修真者は心魔に付け込まれ、意図せぬ行動をとったり、心魔に体を乗っ取られたりする。

搜魂【捜魂】相手の魂から強制的に情報を引き出すこと。非常に強引なやり方で他人の精神に干渉する手法であるため、相手の精神を壊し死に至らしめることも多い。正派の人間ならまずやらないだろう。

夺舍【奪舎】生きた人間の精神を追い出し、その体を乗っ取る邪法。

机缘【機縁】偶然出会った強者に指導してもらったり、偶然修行に役立つ貴重なアイテムを見つけたり、偶然特殊な空間に迷い込むことによって、短期間でいきなり強くなるきっかけを得たことを指します。奇遇ともいう。

道侣【道侶】修行の伴侶、結婚相手に相当する。

双修【双修】二人の修真者が体を繋げることで霊力を二人の体で循環させる修行法。強い方が持つ純度の高い霊力を弱い方の体の中で循環させることで、相手の経脈を広げ、霊力の精製を助けると同時に、自身の霊力をも高める事ができる。

炉鼎【炉鼎】修真者と体を繋げることで相手の修行を助ける性奴隷。双修とは違い、二人の間で高められた霊力は主人側が吸い尽くしてしまうため、炉鼎にとっては有害無益なやり方である。

剑修【剣修】剣を主武器とする修仙者、他の修仙者より攻撃力に優れるため、人気が高い。他にも術を専門とする「法修」、陣法を専門とする「陣修(陣法師)」、丹薬作りを専門とする「丹修」、霊器(装備)作りを専門とする「器修」などがある。

经脉【経脈】霊力の通り道、血管とする説もあるが、通常は体中に張り巡らされた仮想の器官と考えられる。

阵法【陣法】五行八卦などの理論に基づき、様々な材料を使い、時には周囲の地形をも利用して、特殊効果のある空間を作り出す技術、またはその空間や、これを簡易展開できるアイテム。霊気を集めるもの、人を閉じ込め迷わせるもの、防御や攻撃用のものなど、様々である。

聚灵阵【聚霊陣】周囲から霊気を集める陣法。霊気が濃いほど修行効率が上がるので、もっともレギュラーな陣法と言える。

魂灯【魂灯】精神力の一部を切り取り、これに封じこむことでその人の生死を示す灯り。灯りが消えるとその修仙者はどこかで死んだことになる。修仙家族や門派に属する修仙者は精神力を制御できるようになると、魂灯を作って家族や門派に預けることが多い。


とりあえず以上です。これまでの記事で説明したものも多いので、そちらもぜひご参照ください。



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