SUPER GTとは？｜日本で1番人気の自動車レース!?
SUPER GT（スーパー GT）とは，主に日本国内で開催されているモータースポーツのレースシリーズです．正式名称は"AUTOBACKS SUPER GT"として開催されており，高性能のクルマをベースに開発されたレーシングカーで競います．SUPER GTは日本のモータースポーツの大会の中では最大級の観客動員数を誇っており，日本で1番アツいレースだと言えます．
"GT500クラス"と"GT300クラス"の2つのクラスが混走するレース
"GT500クラス"と"GT300クラス"と呼ばれる2つのクラスに分けられたレーシングカーが同時にサーキットを走ります．GT500クラスがGT300クラスより上位のカテゴリという扱いになります．GT500クラスはTOYOTA・HONDA・NISSANの3社がしのぎを削って，車両を開発し戦うクラスとなっています．
(2023年9月16日Round.6 SUGO)筆者撮影
一方，GT300クラスは多種多様のメーカーや車種が参戦しており，バリエーション豊かなクラスになっています．GT500クラスが15台，GT300クラスが30台ほどの計45台ほどのクルマが1つのサーキットでレースを繰り広げます．そのため，GT500クラスとGT300クラスが入り乱れ，序盤からレース展開に動きがあることが魅力の1つになっています．なお，レースの順位はクラス別になっているため，GT500クラスの優勝者とGT300クラスの優勝者がそれぞれ決まります．数多くのチームと選手が参加しているため，観客は"推しのチーム"や"推しの選手"など，応援したいチームや選手を全力で応援します．
年間のレーススケジュール
年によって多少の変更はありますが，4月から11月にかけて8戦を戦います．
例年，第1戦（開幕戦）は岡山県美作市にある"岡山国際サーキット"で行われ，第8戦（最終戦）は栃木県茂木町にある"モビリティリゾートもてぎ"で行われます．途中，静岡県駿東郡小山町にある"富士スピードウェイ"や三重県鈴鹿市にある"鈴鹿サーキット"などで開催されます．2019年以前はタイでも開催されるなど，海外でも開催されていました．2020年と2021年はコロナウイルス禍の影響により，例年と異なるスケジュールでの開催を余儀なくされましたが，2022年からはコロナウイルス禍前と同様のスケジュールで開催されています．
まとめ
SUPER GTは日本国内で最も人気のあるレースの1つです．その人気の理由はGT500クラスとGT300クラスの2つのクラスがあり，両方のクラスのレーシングカーが同時にコース上を走ることで，予想しないレース展開が繰り広げられるからです．年間を通して，日本各地でレースが行われるため，開催地によっては行きやすくなっていることも魅力の1つでしょう．
今日の1枚
今回のトップ画像はGT300クラスに出場した"55号車 ARTA NSX GT3"でした．SUPER GT 2022年シリーズの第8戦（最終戦）で撮影した写真です．撮影場所はモビリティリゾートもてぎのバックストレート．この日，55号車 ARTA NSX GT3は見事1位でフィニッシュし，優勝を飾りました．しかし，残念ながら2022年シリーズは13位という結果で終わってしまいました．2022年はGT500クラスとGT300クラスにそれぞれ出場していたARTAですが，翌2023年シリーズはGT500クラスでの出場になり，8号車 ARTA MUGEN NSX-GTと16号車 ARTA MUGEN NSX-GTの2台体制での参戦となりました．
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