代表理事の今日もネパール日和(3月20日)

お疲れ様です。昨日は協力隊ネパール会主催の「ネパールの人々と共に考える日本での活動」というセミナーに出席してきました。このセミナーでは、NPO法人かながわネパール人コミュニティのハリ・サプコタ・ドルラズさんと公益財団法人かながわ国際交流財団のジギャン・クマル・タパさんから、日本に住むネパール人の現状が報告されました。コロナ渦における経済的、精神的な影響やその対処などネパール人が直面している多様な状況が共有されました。
この中で印象深かったのは、子どもの教育に関する課題です。日本に住むネパール人の中で、子どもの数が急速に増えています。これは、ネパール料理店のコックがネパールから家族を呼び寄せたり、あるいはネパール人夫婦が日本で出産することが増えた為です。
そこで問題になるのが教育です。日本で生活する中、子どもは急速に日本語を習得します。一方、ネパール人である以上、ネパール語やネパールの文化をどのように子どもたちに伝えていくのかという点について、ネパール人の中で問題意識が高まっています。この為、ネパール語で教育をする「ネパール・スクール」が以前は杉並に1校だけだったのが、今年は小岩や大久保など4校に増える見通しとのこと。
日本に住むネパール人の子どもに対して、どのような教育が良いのかというのは、とても難しい問題です。ただ子どもの教育は洋の東西を問わず大事な課題でもあります。この為、SEWAも引き続きこの問題に取り組んできたいと考えています。

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