パニールを作る

नमस्ते
政権交代のタイミングを失った同志社インドカレーサークル会長です。
今日はインドのチーズ「パニール」の作り方をご紹介します。
パニールはインド亜大陸の伝統的なチーズです。その起源は諸説ありますが、パニールという言葉はペルシャ語でチーズを意味する”panir (پنیر)”に由来します。そのまんまですね。

御託はこれくらいにして、クックパッド片手に調理に入ります。参考レシピはこちら

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材料
牛乳 1L
レモン汁 35cc
水 25cc

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牛乳を沸騰するまで中火にかけます。
全然沸騰しなくてイラついてきたので強火にします。

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ものすごくあわあわしてきたら弱火に。
そんでレモン汁と水を合わせたやつを少しづつ入れて混ぜます。
しばらくするとかき玉汁みたいに分離します。白いのがチーズで、薄黄色の上澄みは牛乳から脂肪分を抜いて残った水分。俗に言うホエイってやつです。

火を止めてガーゼを敷いたザルで濾します。ホエイは高タンパク低脂質で身体にいいらしいのでとっておきます(いらんかったらほかしましょう)。

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水分を絞ったらガーゼごとザルへ戻し、上に重しを乗せて2、3時間置きます。
クックパッドは2,3kgの重石を使っていましたが、インド人シェフの方のブログには10kgと書かれていたので、私は水を入れたお釜とまな板、デカい画集を乗せました。正直重いものなら何でもいいと思うのですが、文化的な子に育ってほしいので画集にしました。


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待っている間、余ったホエイでリコッタチーズを作っていきます。サイゼリアで見たことあるやつです(ない)。
まず、ホエイに牛乳を入れて火にかけます。

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沸騰してきたらレモン汁を加えて、擬乳(カードというらしいです)と乳清を分けます。

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ザルとガーゼでチーズを濾し……ん?

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……。


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こうして出来たパニールがこちらです。ぽってりとしていて可愛いですね。文化的素養もかすかに感じます。

早速夕食にいただきましょう。

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パニールはサグカレー(ほうれん草のカレー)によく入っているので、サグカレーと一緒に食べることにします。カレーを一からつくるのは面倒だったので、無印良品で調達しました。辛さが控えめで◎

パニールをキューブ状に切って、盛り付ける皿を出します。
ん……?

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うちの家族は狂っています。


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まともな深皿にカレーをよそい、切ったパニールを入れていただきます。カレーのせいでチーズの味は皆無ですが、集中すれば遥か遠くに牛乳のまろやかさが感じられます。
塩を入れ忘れたので、そのまま食べると牛乳の味とほのかにレモンの風味がするだけでコク的なやつはありません。きっと塩をちゃんと入れたら、もうちょっと美味しいです。
パニールサグカレー、うまし!

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ちなみにいちいちパニールを作らなくても、パニールサグカレーは無印良品で発売中です。是非ご賞味あれ。



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