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「空からクル乙女爆弾」感想。

「タオルケットをもう一度」シリーズを一気に全作品プレイしたので公開順に全作品の感想をいいます。現在非公開の作品含めて全部です。

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空からクル乙女爆弾

おもちもちもちもーちもち

RPGツクール2000での最後の作品ですね。

乙女爆弾のギャグ的な印象が、あとから完全にひっくり返る構造がいいですよね。おもちちゃんをいじるにしても、最初はギャグとしての弄りかな?と思いきや後々本当に軽んじていたことが判明するわけですから…

特にいっぱいくつしたなんかは、一見ぷっちみたいなおバカ枠に見えるので、ちゃんと悪人だとかなりビビります。なんなら悪人だと分かったあとでもあんまり悪人に見えないので、バカキャラの持っている怖さみたいなものを感じます。

本筋としてはおもちちゃんとヘミオラの恋の話なのですが、ラスト付近めちゃくちゃ難しいです。不思議なわんこ、毛糸、タオルケット、宇宙を作るポン、何?全然理解できてないです。

↓妄言↓
・毛糸など色んな宇宙人の物体が持ち込まれる→この宇宙の理の外である「けるばぁすでゅーさ」が生まれる→宇宙の理の外にあるため、けるばぁすでゅーさの内部から別宇宙に行くことができる?ヨルモルキミリ3からの着想です。
・毛糸はタオルケットの構成要素として重要なのかしら?毛糸を編んだらタオルケットになるからね。そしてこの作品においてそれは単なる毛糸ではなく、宇宙人にとって重要な毛糸っぽい何からしい…。重要だから魚帽子も乙女爆弾も求めていた?タオル4のことを考えると、魚帽子が別宇宙に侵攻するために別宇宙に行けそうな毛糸を求めるのは自然に思える。
妄言

あと、他の人のブログ読むまで理解できてなかったのですが、このラストどうやら無限ループオチっぽいですね。そう思って読むと、ヘミオラがもち娘に初めて会うときに「君はいつだって君だ」みたいなこと言ってます。メインキャラも全員いつもの日常をずっと…みたいなオチですからね。え?こわ!!!!

ポンが宇宙を作っているという台無しな設定を含め、全体的に不気味な印象が拭えない作品です。

「宇宙を作るポン」、もしかするとタオルケットシリーズで最も上位存在かもです。月の空間、ちゅんの宇宙ループ、四次元世界など、もはやシリーズのスケールがでかすぎて整理できる話ではなさそうですが、可能性はありますね。なんなら「パソコンを弄っているポン」が「ゲームを作っている作者」に重なりませんか?メタ的上位存在に見えます。

雅ぷっちと馬鹿あごちゅのコンビは新しくていいと思います。

地味に自己紹介カードがいつでも見られるUIが嬉しいです。結構読み逃すことが多いので…。(裏技としては、ウィンドウを非アクティブにするとゲーム内時間が停止して超熟読できます。さらなる裏技としてはPanoramaフォルダから…ごほんごほん)

正直な話、ちょっとボリュームが足りなかったかも… 現在公開停止されているので、この乙女爆弾部分がヨルモルキミリ3で大気圏乙女として拾われたって感じですかね。ちなみに、毛糸からけるばぁすでゅーさが生まれるエピソードはヨルモルキミリ3で、タオルケットが宇宙人の証拠であるとのエピソードはMV版タオル1でそれぞれ形を変えて再登場します。

次回→


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