最終鬼畜妹フランドール・Sの商用利用をケイブに問い合わせた結果

結論から言うと問い合わせた結果ケイブがどう対応したかは分からずじまいだったが、最終鬼畜妹フランドール・Sの商用利用をケイブに問い合わせたことがあるかないかわからない状態から1件ある状態に変わったのは周知しなければならないと思ったので今までの経緯をまとめてみた。


簡単に説明

2020年5月22日に最終鬼畜妹フランドール・Sの商用利用をケイブに問い合わせた結果、法務担当が調査するとの返信をもらった。
その後ケイブが東方公認二次創作ゲームの開発を発表したことで、法務担当が調査した後にケイブと東方公式関係者が話し合いをして和解した結果こうなったのかと疑ったので様子を見ていたが、そのゲームが配信されてからも話し合いが行われたかどうか判断できる要素はなかった。


詳しく説明

2020年に東方ロストワードが最終鬼畜妹フランドール・Sを実装したと聞き、「他作品のシステムを真似した商業ゲームはよくあるが、他作品の曲をアレンジした上で組み込んでいる曲を商用利用するのは問題ではないか?」と思ったのでその他作品の曲の持ち主であるケイブに問い合わせをしようと決めた。
その前にこれ以外にも最終鬼畜妹フランドール・Sが商用利用されていないか調べたところ、既にアーケードの音ゲーやカラオケ(こちらは最終鬼畜一部声)に収録されていたことがわかった。
それによりこれだけ商用利用されていたら今までに誰かがケイブに問い合わせをしているはずだとは思ったものの、この件について問い合わせをしたという話は聞いたことがないし実は既に解決済みの問題だったとしても再度問い合わせをすることで誰かが損をするわけではない、と思ったのでやはり問い合わせをしようと決めた。
ただ商用利用されている全ての事例を見つける自信がなかったため、とりあえず東方ロストワードの事例だけを挙げてあとはケイブ側で調べてもらうことにした。
こうして2020年5月22日に、「緋蜂・NO REMORSEをアレンジした上で曲の一部として使用している最終鬼畜妹フランドール・Sが商業ゲームの東方ロストワードで使用されているのは著作権侵害にならないか」といった文章(本当はもっと長い)でCOOL&CREATEと東方ロストワードのリンクを添えてケイブの問い合わせ窓口に送信した。
そして直後に返ってきた自動返信には、「お問い合わせの内容によっては返信を行なわない場合もございます」と書かれていたため既に解決済みの問題あるいはそもそも問題はないと判断されたのなら返信は来ないと理解した。
すると2020年5月26日に法務担当が調査するとの返信をもらったのでその後の動向を気にしていたが、それ以降返信は来ず表向きはこの件に関した動きが見られなかったため気にするのをやめてしまった。

しかし2021年7月13日にケイブが東方公認二次創作ゲームの開発を発表したことで再び動向を気にするようになった。
当時はゲームのジャンルが不明だったものの私はソシャゲSTGと予想していたため、既に同じジャンルのゴシックは魔法乙女を運営しているのにわざわざ東方公認二次創作という制限のかかった作品に手を出すには大きな理由が必要だと思った。
そこで法務担当が調査した後にケイブと東方公式関係者が話し合いをして和解した結果こうなったのかと疑ったものの、この時点ではそれを判断できる要素はなかったのでしばらく様子を見ることにした。
それから時が経つにつれゲームの情報が次々と公開されていき、ゲームのジャンルはソシャゲSTGだが横スクロール、COOL&CREATEが楽曲制作に関わっている、ということが判明した。
それにより横スクロールならゴシックは魔法乙女とは差別化できるから問い合わせの件とは関係なく東方公認二次創作に手を出してもおかしくないかもしれないと思った一方で、COOL&CREATEが楽曲制作に関わっているのならゲーム内で最終鬼畜妹フランドール・Sが使用されるかもしれない(話し合いをして和解したと判断できる要素になるかもしれない)とも思った。
そしてそのゲーム、東方幻想エクリプスが配信を開始した後に使用されている曲を確認したもののバージョン1.0.3の時点で最終鬼畜妹フランドール・Sはなかった。

以上により、法務担当が調査した後に問題はないという結論になりその件とは関係なく東方公認二次創作ゲームの開発をする気になったのか、あるいは問題があったのでケイブと東方公式関係者が話し合いをして和解した結果東方公認二次創作ゲームの開発をすることになったのか、それを判断できる要素はなく今後も分からないままだろう、と私は結論付けた。

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