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金沢紀行覚書

※今年の記録ではなく、以前、旅行したものをまとめてます。(長いです)
※このご時世、旅した気持ちになってくだされば嬉しいです。
※説明がありますが、諸説あるものもありますので、悪しからず。
※独断と偏見の日記です。
※小さなお人形も少し登場します。

金沢、いいところですよね・・・関西在住なんですが、何度行っても飽きません。今回はそんな大好きな金沢の魅力をお伝え出来たり、少しでも旅気分を味わっていただけたら幸いです。

さてさて、大阪駅からの出発。高速バスでも全然いける距離なんですが、最近は大体サンダーバードを利用します。大阪駅から金沢駅まで大体2時間45分。朝ごはんとか食べたり、ガイドブックでおさらい、寝てたり、寝てたり、寝てたりしたら、結構早く着きますよ。乗り心地もよいです。

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さて、そんなこんなで、金沢到着。さすが百万石。駅もスケールがでかい。なぜか過去写真あさってもなかったので。
実際に見て頂ければと思います。(肝心なとこを撮っていない)

大体、金沢につくとお昼くらいになるので、ご飯をまず食べます。

最近は、回転すしにはまっているので、そればかり食べています。すごいネタ(美味しい)なのに、コスパがよすぎます。関西では、このクオリティだったらすごい金額になるよね・・・!!って感じです。

もりもり寿司さんによく行くのですが(チェーン店は関西にもあるみたい)中でもぜひ食べて頂きたいのは、北陸の名物「のどぐろ三種盛り」と「ガスエビの炙りマヨ」正式な名前は覚えてないけど・・・。こんな感じの。特にエビの炙りマヨは名前だけ聞いて、まずいわけがない。

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ちなみに近江町市場では、海鮮丼なんかもおいしいです。でもお昼時はめちゃごみなので要注意です。

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腹ごしらえもして、とりあえず、武家屋敷。

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こんな感じの閑静な小道が続きます。お土産屋さんがあったり、武家屋敷の中を見学できたり。しかし、お武家さんや足軽に至るまで結構いい家に住んでいて、さすが百万石。侮ることなかれ・・・という感じです。

さて、お次は定番の「ひがし茶屋街」。ちなみに「にし茶屋街」もあるのですが、お土産物屋やカフェが多いのは「ひがし」かなぁといった感じです。どちらも風情はありますよ。

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お茶屋さんに入って見学できたりもします。ななかなか入れないのでとても興味深かったです。そこでお茶もいただけるので、興味ある方はぜひ!

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京都も好きでよくいくんですが、金沢のお茶屋街はまた違った雰囲気があります。上品で少しどこか、艶。裏路地が結構あったりでワクワクします。お写真の「くるみや」さんも表通りから少し外れたところにあるお店ですが、すごくレトロで可愛くていつも寄ってしまいます。個人的におすすめショップです。

さて、そろそろ、小腹もすく・・・。

おやつタイム。たくさん素敵なカフェがあるのでぜひいろいろ行っていただきたいのですが、わたしのお気に入りは「森八」さん。

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和菓子のお店なんですが、イートインもできます。

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そして、ぜひいただいてほしいのは、「加賀棒茶」。ほうじ茶ベースなんですが、独特の香りの味わいがあり金沢にいらしたらぜひ飲んでほしいお茶です。もちろん、老舗の和菓子屋さんだけあって上生菓子は逸品です。急須なども九谷で可愛いです。

オンラインショップもあるようなので和菓子好きな方はぜひ~。

森八
https://www.morihachi.co.jp/

金沢の文化って、金箔、九谷、お茶、加賀友禅・・・豪華絢爛ですよね。金沢は百万石を誇る大大名なんですが、なんせ外様大名。徳川幕府はその財政をもっていつ襲ってくるか警戒していたんですね。それに対して、「反逆なんて・・・そんな気ない。だって金は芸術に使ってるから。」ってその財力を文化に注いでたらしい・・・ってどっかでききました。どっかで。

おなかもいっぱいなところで次に移動~。
個人的に好きな泉鏡花記念館の道へ。

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と、気になるのが、どこもかしこもうさぎだらけ。
なんで?というと、鏡花は「酉年」。向かい干支というものを信じていて(生まれ年の干支から数えて七番目の十二支)それが「兎」。向かい干支を身に着けていると幸せになるらしいですよ。
信心深く、超絶潔癖症な鏡花。
面白い話が、『細雪』などで知られる文豪、谷崎潤一郎と鍋を囲んでいた時のこと。
泉鏡花はしっかり火が通るまで肉を煮る(だって生はお腹壊したらどうする)。それに対する谷崎はせっかちで半生のまま肉を食べていく。
つまり鏡花は全て谷崎に先に肉を取られて、永遠に食べることができない。キーってなった鏡花は「ここからは私の陣地だから。ここからは入ってくるな。」って線引きしたという。
名作を生み出す人がそんな感じって面白いですよね。

そんなことをしてたらいい夕暮れ時。

ぜひ訪れてほしいスポットは「主計町のお茶屋」ぶらぶらあるき。

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ひがしとはまたちっがた魅力。

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そのなかでも「明かり坂」(上)と「暗がり坂」(下)のノスタルジーな雰囲気は秀逸。
ちなみに暗がり坂は、お茶屋街に旦那衆がこっそり通うのに使った暗い坂。
それに対して比較的新しくできたのは明かり坂は作家の五木寛之が命名。暗い坂に明かりがともる・・・そんな美しい作品を世に送り出した泉鏡花を想って命名したとのこと。
ちなみに泉鏡花の文学は個人的に本当に美しいと思います。

そろそろ宿に戻ろうということで。お宿に。
いつも「金沢白鳥路 山楽」さんにお世話になります。

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大正浪漫あふれるお宿。写真はロビーラウンジです。レトロなカフェでコーヒーなどをいただくと心が落ち着きます。お部屋も浪漫ルームなるものがあり、ステンドグラスなどその名の通りロマンを感じさせるものです。ルームキーもレトロ。

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そうこうしていたら夕飯。山楽さんの中にある日本料理屋さんで食べることにします。

郷土料理の会席。色々でてきたんですが、何個かピックアップ。

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左のほうにある茶色いの。「ふぐの糠漬け」。ぬか漬けを金沢では「こんか漬け」ともいうらしいんですが、塩辛さと、スモーキーさとあいまってつまりお酒に合う!!

違うブランドさんですが、以下のところが好きでいつも買う。オンラインもあるので気になる方はぜひ。


ぶった農産
http://www.butta.co.jp/noka_03.html


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あとは「治部煮」。鴨がなんともおいしくて、あったまる煮物です。こちらも金沢に来たら味わってほしいです。

食べたしお風呂だなー。と思ったら、大浴場もあるんです。

ゆっくり足を延ばして癒されますよ。あと、無料でアイスクリームをお部屋に持って帰えれます(今はどうなっているかわかりませんが)。一日のつかれをいやす。

そして、朝ごはん。今はこのご時世でどうなってるのかこちらもわかりませんが、ビュッフェ形式です。

好きな九谷の茶わんや湯呑を選べるのがすごくいいですね。

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メニューも豊富で楽しめます。
ここのお宿は、手作りのマップを下さったり、わからないことがあったらコンシェルジュの方々が丁寧に教えてくださったり・・・本当に皆さん親切で。
リピしてしまします。

金沢白鳥路 山楽
https://sanraku.premierhotel-group.com/kanazawa/

で、おなかいっぱいで、早朝散策。お宿からすぐそこにある「兼六園」へ。

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言わずと知れた有名なお庭。
実は日本に現存する最も古いといわれてる噴水があるらしい。
ちなみに兼六園。行かれた方は分かると思うのですが、結構な高台にある。
そしてそれよりもさらに高いお城に水がある。
これは用水路(手作り)をつかって兼六園の池に貯水。そしてその池の地下の導水管(手作り)の水圧でさらに押し上げていたんだって(サイフォンの原理)。昔の人はすごいね。

と・・・まぁとにかく広い兼六園、おすすめなのは時雨亭。

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別途料金ですが、お庭を見ながら一服するお茶は最高です。
お皿などにもこだわりがみられ、目にも癒されます。

金沢旅行も大詰め。最後のお土産総ざらいは、金沢駅前にある、百番街で。
ここにないおみやはないのでは?というくらい所狭しと集結。
迷いすぎて私はなんどもくるくる回る不審者になる。
駅弁も売っていて、ここで買うのもいいかもです。

ご紹介できていませんが、21世紀美術館は現代美術が好きな方は楽しいと思います。ミュージアムショップも充実しています。そのほかにも美術館が多いところなので、いろいろ楽しめます。
体験などもできるスポットもたくさんありますので、お時間がある方はぜひ。(昔、金箔貼りをしたんですが、くしゃってなったw)

見どころの多い金沢。美味しい金沢。勉強になる金沢。
何回行っても発見があります。
落ち着いたらまたいけますように。そして皆様が少しでも興味を持っていただけますように。

長い駄文にお付き合いいただきありがとうございました!

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