少年よ、ハートマン軍曹になれ
ハローこんにちは、なまむぎなまこです。「今月中にnote書かないと連続記録途切れるよ」と言われたので書く気になりました。思っていることをつらつらと書きます。
さあ、タイトルはクラーク博士の「少年よ大志を抱け」と映画「フルメタル・ジャケット」に登場する、口の悪さで伝説になった鬼教官からとっています。ハートマン軍曹のセリフはちょっとここに書けないので、調べてみてくださいね。
さて、クラーク博士のこのセリフ、原文は「Boys, be ambitious like this old man(この老人のように、あなたたち若い人も野心的であれ)」であるとする伝が有名ですね。(Wikipediaによると、同窓会誌にはこのように全文として掲載されているとのこと)
いいですよね。そのように言うクラーク博士自身にも大志があって、「我に続け」のかっこよさ。痺れます。少年に大志を抱かせる博士に抱かれたい。
そんなわけで、今回は「大志」から柔らかく転じて、夢の話をしようと思います。
皆さんには夢がありますか?(※情報商材の売りつけではありません)
もしくは過去に夢がありましたか?
ささやかなものでもビッグなものでも良いのですが、「人(にんべん)の夢」と書いて「儚い」と読ませる美しい国・日本に住む我々はみな、夢を叶える難しさを知っています。
一人の詩人の足元には、一万人の「詩人になりたかった者たち」の夢が死骸となって眠っていることでしょう。
それはそうです、誰もが夢を叶えられる世界であれば、そもそもそれは「夢」にならないのですから。
「白いお米のご飯を食べるのが夢だ!」という人は、白いお米のないところにいるから夢として語るのです。「私も舞踏会に行ってみたいわ」と嘆くシンデレラの夢は、何度も阻まれて、到底叶わないように思える現実から生まれた溜息なのです。
夢とは、汝の苦難と努力を捧げよと、のたまう悪魔です。幾節もの苦労と血の滲む努力を捧げてなお、その見返りは気まぐれです。けれどこの悪魔は、日々を鮮やかに彩る魔法が使えるので、我々を虜にして苛むのです。夢がない人は、生きたいという夢すらもやがて失う気がしてなりません。
年末ジャンボ、買いましたか? 宝くじはひとときの夢を売っています。夢を見ましょう。
では、夢があれば生活はまっすぐに軸を持つのでしょうか?
いいえ、残念ながら夢があってなお、日々というやつは実に怠惰に流れていってしまいます。2023年も、低きに向かって流れる水のごとくトロトロと過ぎ去って行こうとしています。今年もありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
そこで私は思いました!!!!!!!
夢追い人のためのスパルタ鬼教官が、欲しい〜〜!!!!!!!!!!!
なぜなら、私は28歳になりました。ようやくようやく分かってきたのです、自分が天才ではないことを。凡人は怠惰で、臆病で、休むための口実が多いのです。大谷翔平さんは練習を休まないでしょうが、私たちは「今日はいいか」と言ってしまうのです。
夢を追うことを宣言するのにも怯えて、挑戦する前から夢破れたその日の言い訳を考える始末です。
ですから、凡人の我々に必要なもの、それは、スパルタ鬼教官・ハートマン軍曹です。
ですが、必要なのはただ痛めつけることを目的とした、ヒールではなくて、共に切磋琢磨してくれるハートマン軍曹です。(それはもうハートマン軍曹ではないかもしれないが)
古き良き昭和の時代の熱血教師は平成令和と年号の変遷につれて姿を消しました。だから我々は、心の中に熱血教師を雇用しましょう。夕陽に向かって走ってくれる、厳しく厳しく愛の鞭をくれてくれる、どれだけ憎んでも許される他人がいなければ、凡人はオリンピックに行けないのです。
というわけで、オリンピックは目指していませんが、アラサーの私にも、胸の内でくすぶる夢があるのです。
小説を書いてみたい、という、人並みの夢です。
ここまで長々と書いておいて本題はつまり、「体育会系の小説家志望者サークルに入ってビシバシしごかれた〜い!じゃなきゃいつまで経っても書けなさそう〜!!」です。そんなサークルか何かに心当たりがある方、DMかコメントくださるとありがたいです。
来年はレンタル軍曹がバズると見たね、私は。
20231225
なまむぎなまこ 拝
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