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雑記(20230211)

今日は体調が良く、家族に誘われたということもあり、勇気を起こして久しぶりに上野に出向いた。

お目当ては、最近話題になっている科博の『「毒」展』。科博は何か人体のことについての特別展(一部を除き記憶が朧げ)以来だ。上野は先日の岡本太郎展以来だが、その時は夕暮れで周りを見渡しているような暇もなかった。今回は早朝から駅に降り立っていた。というのも、ネット予約が取れず、当日券をあてにして乗り込んだからだ。幸いにして10時からの予約を取ることができ、上野公園を散策する時間を得た。いつも通り疲れるかな、と思っていたが、なぜか体調の方はあまり気にすることなく、1時間早咲きの桜を眺めたり、公園内のリニューアル中のスタバを眺めて過ごした。

満を持して特別展の中に入ると、人だかりが(比喩ではなく)こんもりとできていた。家族はじっくり眺めていたようだったが、私は人に接触するのが嫌で隙間から展示物を覗き込んでそれで終わりにしてしまった。(正直マダニの拡大鏡図は見たかったが子どもがたくさん居てそれどころではなかった。感想としては少し物足りなかったかな、という感じだった。生物学的な側面から体験学習させるような形であるならば、あの感じはとてもいいと思う。個人的にはもっと毒と呼ばれるものを人がどう扱ってきたのかという文化的な側面までしっかり見たくて来たので、その方面の展示物が少なくてちょっと残念だった。
私は1時間15分ほどで出口に辿り着いたが、家族が出口にやってくるまで1時間半ほどあったので、その間アニメを観ていた。

今日は久しぶりにSAOシリーズが観返したいなと思っていたので「ソードアートオンラインオルタナティヴガンゲイルオンライン」を持ち込んだ。この作品はSAOのいわば外伝シリーズであり、「ソードアートオンラインⅡ」で登場したガンゲイルオンライン(GGO)というVRガンバトルゲームを舞台としている。身長にコンプレックスを抱える主人公レンが自分の望む姿になれるGGOで”ガンマニア”ピト=フーイと出会ったことから起きる話だ。
SAOといえばキリトとアスナの物語というイメージが強いが、GGOはそれとは異なるのが特徴的だ。「男臭い」荒々しいバトルゲームの中で過ごす中で生じる女性同士の接近と亀裂の物語がとても好きだ。SAOシリーズ本編も好きだが、レンというキャラクターに備わる可愛さの魅力や、物語の「そうだったのか!」と思わせる衝撃シーンの魅せ方がアニメとしては圧倒的にこちらの方が良いと感じさせる。個人的には序盤のシーンの引き込み方がとても上手いと思う。第1話のレンのダッシュシーンから戦闘シーンはもちろんのこと、第2話のレンのもう一つの世界の姿、香蓮の生い立ちをテンポ良くかつシリアスに、印象的に描写するにはやはりアニメが良い。EDのキャラクターソングも見逃せない。

博物館に行った後、駅の出店「Study room」で初めてネックレスを購入した。店員の方が丁寧に商品について解説してくれる親身な店であまり上手くコミュニケーションは取れなかったが、満足する買い物をすることができた。

今日は訳あって親戚の家に宿泊しているのだが、薬を自宅に忘れたので離脱症状に気をつけつつ、過ごそうと思う。

最近、回復する動機(ここではいわゆるやる気のようなもの)ができてきた。気付いたのは体調を崩してから、人に誘われて外に出ることはあっても、(社会的に求められていても)自分から遠出しようと思ったことは一度たりともないということだった。薬で緊張感が薄れて外に出やすくなったとしても、まだ電車は一人だと不安だし非常に乗りづらい。人を誘って外に出るということもまだない。今後の目標としては必要がなくても自分から外に出てみようという気を起こすことをとりあえず目指そうと思う。徒歩を極めてみるのも悪くないのかもしれない。


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