見出し画像

新宝島みたいな曲が1億回再生いくのがおかしいっていう話

今回紹介するのはこの曲です

** 新宝島**


** **

みんな大好きサカナクションの曲です。

この曲って日本でヒットしている曲、いわいるJPOP構成ではないんですよ。

例えば最近の曲で言うと

米津玄師 Lemon
あいみょん マリーゴールド
髭男 pretender

これくらいでいいか。この3つの曲、

Aメロ→Bメロ→サビ

って言う構成なんです。これが普通なんですよ。いわいるJPOP構成。Bメロで落としてサビでぐっと迫力を出す。これが売れるんですよね。では新宝島はと言うと、、

Aメロ→サビ

そうです。作曲者の山口一郎さんはあろうことかBメロを入れ忘れてしまったのです。このままではサビ中毒者を出すことも、君を連れて行けなくなってしまいます。

そこで山口一郎さんはこう言いました。

「サビ以外抑えればいいんじゃね?」

こうして新宝島は出来上がったと言われております。

サビ以外を抑える方法はまずAメロの圧倒的なメロディの少なさですね。

''次と その次と その次と線を引き続けた次の 目的地を 目的地を描くんだ 宝島,,

少な過ぎますね。これが洗練されたサカナクションのメロディです
Aメロの部分は洋楽のような裏拍を意識して削りに削られたメロディ。これがサビに行くとAメロとは文字通り裏腹に
「このまま君を連れていくよ」とメトロノームでも刻めてしまうほどの表泊だけのリズム。ジャブだけかと思われたAメロにサビがストレートで畳み掛けてきます。これだけでも常人なら1ラウンドKOされてしまいます。
しかし相手選手の川谷絵音はこの程度では倒れません。

  さすがは川谷絵音かなりのメンタルです。 これを見た山口選手は不敵な笑みを浮かべ得意の雄叫びを観客に披露します。すると今まで静まり返っていたドームは黄色いに包まれます。それは川谷選手が大きなグローブで耳を塞いでしまう程のものでした。その光景はまるでAメロまでは「チッチッチッチッ」と静かだったハイハットが「シャカシャカ」と正確なリズムを刻みつつ暴れている心地良さにヘッドホンを抑えてしまう私を客観視しているようでした。

おそらく川谷選手は意識が朦朧として山口一郎が2人に見えているでしょう。そうです。ボーカルの立体音響です。なんと山口一郎はサビのメインボーカルを2本撮っていたのを重ねてリスナーを挟み込む作戦だったのです。それに後ろで華麗に鳴っているハイハットが絡み合って最高のサウンドになります。さらにそれを満遍なく支えるベースに加え4つ打ちキックがサラダスピナーのように新宝島というトラックを早く早くと急かすように回していきます。
そんなラウンドに1人堂々立っていたのは山口一郎選手でした。
めでたしめでたし


こんな感じで分かって頂けましたでしょうかサカナクションの新宝島。

間違ってるとことか文章変なとことかはお許しください。

気が向いたらまたやりますーさよなら https://twitter.com/NamakuraMakura_

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?