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*2023 わたしの幸福論*


他を知ること

今日、応援しているNPO法人[NPO法人幸縁]さんの活動報告会があったんです。
中米の国、グアテマラで学習塾を始めて、その記録や成果と子供たちの様子を知らせてもらう内容です。
「自分で考えて行動する地域のリーダーを育てる」というモットーを掲げて活動されています。

わたしの認識では現地の一般的な学校で行われている学習内容や、いろいろなことに触れ合う機会の頻度はわかっていないのですが、自分が日本で経験しているより少なく小さい範囲なのだと想像できました。

塾に通うには、初歩の計算や読解ができることが条件なので(教えられる人数に限りがあるため)それをパスして通っている子供たちの数が少ないこともあるし、塾の学習プログラムの中で初めて触れ合う内容もあるそうです。
塾の学習プログラムは、日本の小学校ではよくある学習内容です。

塾の中で体験するプログラムの中のひとつに、ピアニカを使って音楽を学ぶ機会があります。
おかげでピアニカを演奏するのが好きになったという男の子がいて、その子は塾の生徒募集の記事をFacebookの投稿から見つけて自分から通いたいと言ったそうです。
彼は算数の成績がもともと優秀な子だったそうですが、塾で10マス計算を楽しみながら取り組んだ結果、ますます成績が伸びたとのこと!
塾に通うのが楽しみで、1時間も早くに通うそうです。

子供たちが楽しそうに学習していて、実際に成績が伸びていることを目の当たりにして嬉しく思ったと同時に、自分自身を顧みました。

受け流してきた尊いもの

生まれてから日本で育った環境が、とても恵まれていたんだと知りました。
学校での義務教育内容もそうだし、通信教育の教材、絵本や図鑑があり読み書きが出来ていた。
習い事にも通わせてもらっていた(ピアノ、習字、水泳)。
部活もさせてもらっていたし(弓道)、それらを自分で働かなくても出来ていた。
他には、絵を描いたりアニメを見たり、ペットがいたり、ゲームをしたり、自転車も一輪車も持っていて乗ることができていた。

振り返ってみたら、こんなにも恵まれていたんだと驚き感激しました。
なんてことだ、とんでもなく幸せ者じゃないかと。

ただ、それらを当たり前のように受け取っていたので大切にしていませんでした。
受け取っているものを無駄にしていたとも思います。
義務教育の中身で覚えていることや、今に役立てていることがほとんど無いくらいに・・・

でも今なら、この後悔は力になると知っています。
グアテマラの子供たちが、それまでの環境や限界と思ってきたことを突破して、ひたむきに成長している様子を知ることができました。
わたしにも、もっとできることがあります。
だって、過去よりも恵まれている今の状況があるんですから。

存在していること

わたしにはどんな形で世の中にお返しやお礼ができるのか、まだわかりません。
自分自身に集中したいことがいくつかあって、キャパが狭いぶん他への余裕は少ないです。
そのおかげで、今年は自分や身近な方々と穏やかに充実した日々を過ごすことが出来ました。

  • 新しい仕事に打ち込めました

  • スペイン語が上達しました

  • モノづくりに夢中になりました

  • おいしいご飯を楽しめました

  • 部屋のQOLが上がりました

  • 海外旅行への目途が立ちました

振り返った今とても満足していますし(きっと細かいことは忘れている)、
これからを想像しても、着実に積み上げてきた希望があり楽しみだらけです。
自分自身に「ほんとに良かったねぇ」と言うほど。
わたしは《幸せ者》です。

おわりに

今年も見守ってくれてありがとうございました!
これを読んでくれたあなたも「幸せ者だなぁ」と思える日々を過ごせるように願っています。

では、良いお年を!!


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