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ガリバー "法螺吹き" 男爵のスケッチ帳よりⅣ

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"ヤコ"

主に温帯林地域に分布する小型のデク。

四足歩行型であり、四脚の構造と大きさはほぼ変わらない。樹上と地上のどちらも遜色なく活動することが可能。北方熱帯雨林地域に広く分布する小型デク、“シバテン”が樹上活動に特化したデクであることと対照的である。

1人乗りだが運転席は広く、後ろに二人目が乗ることも可能である。

頭部に角を持ち、先端を高速で撃ち出すことができる。銛のように離れた相手に撃ち込むことで戦闘や狩猟に役立つ他、緊急時には錨として他の木に撃ち込み、命綱にすることも可能。

角の本数や形状には様々なバリエーションがあり、それぞれに性能は異なる(無角のものもある)。王府の将兵たちの間では、長い一本角の機体が人気である。

“森の国”の王都にはおびただしい数が配備され、王府の主力戦闘機の役割を担っている。

記録者が確認している限り、最小の戦闘用デクである。

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