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病棟から美容の世界へ〜華やかな職場につられた1人の単純な看護師〜新人編①〜

こんにちわ。namakemonoです。

相変わらず猛暑な日々が続いておりますね。

もしまだ埼玉にいたら、朝からガンガン太陽に照らされながら駅まで歩き、人の多い電車に乗り、再び歩いて職場に着く頃には汗だく・・・

夏にニートしてよかった。
(しかし今週は関東の天気が悪いため、今住んでいる所の方が埼玉並みに暑くなっているという事実)




前回に引き続き、病棟から美容クリニックの看護師へ転職した実際についてお話していきたいと思います。

今回からは美容クリニックという職場で実際に働いてみてのお話しです。

看護師女子達の憧れ、美容クリニック。

本当にそこで働くことが憧れた看護師像だったのでしょうか。


まずは入職してから美容クリニックで働くということに慣れるまでの日々について、新人編です。


”普通の看護師”を辞めた日

美容クリニックで働けるということは?

"夜勤から解放される"

"認知症じぃばぁから解放される"

"3Kな仕事からは解放される"

"残業当たり前な環境から解放される"

今まで嫌々行ってきた仕事から解放されることだらけで、当時の私にとっては楽園にでも行けるんじゃないかと思うレベル。

入職日当日も病棟勤務の時と違って、全然憂鬱になりませんでした。

というか、"看護師"自体を辞めた気分

看護職枠での採用なので看護師に違いはありません。

ただ明らかに病棟の延長線上にある領域ではないことがわかっていたので、看護師を辞めて他職種に乗り換える感覚に近かったです。

世間一般のイメージでいう”普通の看護師”は辞めたのです。

同じ病院に入職した同期は20人くらいでしたが、おそらく私がポジティブな意味での転職者第1号でした。(体調や精神面で退職した人はいます)

自分で言うのも変ですが、私は学生時代からどこか一匹狼のような人間で協調性に欠けている部分があります。

看護学校では実家が遠くて通えない子はほぼ皆が学校の学生寮に入っていましたが、1人だけ生意気にアパートで一人暮らしをしていた人間です。

昔はただの人見知り・簡単に馴染めないチキンな自分としか思っていませんでしたが、

嫌なことを避けることはストレスなく生きていくために必要な防御力であるとプラスに捉えています。

嫌なことから逃げる能力は他の人より高いと自負しています。


また、人と違うモノを選択することは勇気がいる行動でもあります。

子供の頃から人と同じ物を持ったり同じ服を着ることに拒否感があった自分。

どこか個性的なものに惹かれ、流行りのものから少し外れたがる。

自分に合うものを選び、他人と違う個性を大切にしていきたい。

こんな捻くれた性格が大人になって良い意味で影響しているのかも。

ということにしておきましょう。

しかし美容クリニックへ転職当時の自分は全て感覚で生きていたのでこんなこと考えた上で行動などしていません。

単純に、美容クリニックは楽しく働けそう!病棟よりは人間関係が楽そう!

それだけでした。

そんな浮ついた気持ちで始まった入職初日でした。


同期との出会い

まずは本社で入職説明会がありました。

関東圏内のクリニックへ配属予定の社員だけが本社へ一気に集められたようで、その時に自分以外にも看護師1人と受付1人が同じクリニックに配属であることが判明しました。

しかも看護師の子は自分とまさかの同い年

病棟とは規模が違うし同期はいないだろうと思っていたので、とりあえず仲間がいることに安心。

明るくて笑顔が可愛い美人な彼女は確かに病棟よりも美容系にいそうな雰囲気の子でした。

こんな都会でキラキラした子と地方から急に出てきた田舎者が仲良くできるかなと、疑りながら一言二言話してみると意外にも話しやすくて更に安心。

病棟を早期にリタイア、そして美容の世界、そして同い年。

自分と同じ境遇の人と同期になれたことが嬉しくて、ちょっと運命的にも思えました。

初対面では大体人見知りを発揮する私ですが、彼女とはすっかり打ち解けて色々と今までのことを話していた記憶があります。

後に苦楽を共にすることとなる、貴重な同期のC子との出会いでした。


いざクリニックへ初出勤

本社での説明会が終わり、午後からはいよいよクリニックへ移動し初出勤です。

看護師の同期C子、受付のU子の3人で一緒に向かいました。

ちなみに受付のU子は私より2つ年上。
(今思えば、職場はほぼ20代でした)

舞台は都内の本社からは少し離れた場所にある

某美容外科クリニックT院

名の知れた大手美容クリニックはいくつかありますが、詳しくはご想像にお任せします(笑)

まずクリニックの中に入ると、綺麗な受付のお姉様が迎えてくれます。

美容クリニックあるあるですが、
受付の人はもれなく全員美人です。

そして院の中で一段と美人揃いがクラークの人達(カウンセリングする人)。

受付は院の顔になる存在、クラークは更に患者様(美容ではお客様の方がしっくりくる)の悩みをじっくり聞いて施術を提案する院の要的ポジションです。

顔採用を疑われてもおかしくないレベルで、皆さん見事に芸能人・モデル並みに綺麗でした。

看護師は受付・クラークと比べると、そこまで容姿重視ではなかったと思います。
(当時は病棟勤務のストレス名残りでニキビによる肌荒れMAXだった私が採用されたので…)

すっぴんは流石にNG。
毎日お化粧はサボれません。

病棟ではマスクで隠せましたが、美容クリニックは施術中以外はマスクをしない方針でした。

看護師含め美容クリニックで働いている以上、患者様(お客様)のお手本です。

常に美意識が高いスタッフばかりでした。


そんなわけで、受付のU子はそのまま受付のお姉様と美人達の巣窟へ。

私と同期のC子は看護師のエリアへ。

そして看護師のリーダー的存在である方(看護師達から裏でボスと呼ばれてた)と、これから私のプリセプターになるOさんと対面しました。

ボスとは面接以来、Oさんとは初対面。

これからこの2人が私達のプリセプターになりますと自己紹介がありました。

私のプリセプターがOさん、C子のプリセプターがボス。


え、ちょっと待て。


ボスが自らプリセプターとは????


どれくらい?なことかというと、病棟でいうところの師長クラスの人がプリセプターをするイメージです。


師長自らプリしてるところ、想像するとちょっと笑える。

しかし院の内情を知ると納得です。


”せざるを得ない”
ということがよーく理解できました。


クリニックの内情については次回しっかり説明しますね。

そしてこれから怒涛の美容分野の知識詰め込み・施術修行・テストの日々が始まるのでした。


それではまた次回、気まぐれに。

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