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⑦ 存在価値

車はお陰様で快調で
私はぐらぐらな日常を送っていた

ふとすると彼の姿が浮かんで、マンガみたいに、頭を振ってそれを振り払う。
考えてはだめだ
考えてしまう
その果てない繰り返し
どうしようもないことを考えていた
馬鹿な自分をどうしたら良いかわからない
情けない
恥ずかしい

ほんとに恥ずかしいけど
人間はそんなものなのかも知れない
と、今は思える
から、これを記録しようと思えた。

ある日、ふとタイヤを見て気がついた。
ホイールカバー、きれいになってる

洗ってくれてたんだな…
当日、ぜんぜん気がつかなかった

すぐに、彼にメールした
気がつかなくてごめんなさい
ありがとう

そして数回のやりとり

『1ヶ月、ありがとうございました。
見送り、じーんとしちゃいました。』

返信あり

『じーんとしたってのは嘘です!号泣でした(笑)』

以下、返信のこと。

元気元気、なふり。
ただ彼が、こんな私にそう思われたことについて、きも、て感じないか、それだけ怖かった。
私は彼の7つくらい上。
年代変わるよね、て。
上げて上げて、やってかないと。気持ちがこわれてしまう。

それでも、しぶとい考えはグルグルし、
上がったり下がったり

↓snsにコメントしてスルーとか
でも私の投稿にいいねとか

その度に
上がったり下がったり

ほんとにもう
いちいち、こんなん

泣いてばかりいた
情けなくて
恥ずかしくて
寂しくて

落ち込むだけ落ち込んで
法則(笑)
浮き上がるしか無くなってきたころ↑
また、どうにか彼にメールしようとします
んで、しました
詳しくは書けないけれど

いつか、何かが変わったら、気持ちを伝えられるのかなと、小さい希望を抱いたころ。
恋をすると、決めた。

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