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途中の学びにケリをつけるということ〜盲ろう者向け通訳介助員養成講座受講記録①〜

書こうと思っていた、「盲ろう者向け通訳介助員養成講座」の受講記録が、貸与していたものの返却から始まるとは思いもしなかった。

いっそのこと、
最終回からはじめて、回想的に振り返るのもいいかな
と思っている。

辞めるという選択肢を取ることを、自分が1番、驚いているかもしれない。

盲ろう者とは

自宅に居ても、テレビの画面は見えません。音声も聞こえません。ラジオも新聞もほとんどの情報手段から閉ざされ、家族との会話でさえも困難をきわめます。単独での外出は危険が多く、絶望的な状況におかれています。   

「身体障害者手帳に視覚と聴覚の両方の障害が記載されている人」   
 つまり、視覚・聴覚それぞれ6級以上の程度の障害が重複している方々を対象としています。
 視覚障害には全く見えない「全盲」から少しは見える「弱視」まで様々な見え方の違いがあり、また、聴覚障害にも全く聞こえない「全ろう」から少しは聞こえる「難聴」まで様々な聞こえ方の違いがあります。
 これを整理すると、盲ろう者には大きく分けて①「全盲ろう」、②「弱視ろう」、③「全盲難聴」、④「弱視難聴」の4つのタイプがあるということができます。
盲ろう者のしおり1998
https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/blind/z02002/z0200201.html

盲ろう者向け通訳介助員養成講座とは

つまりは、上記のようか方々を支援する人である。

「盲ろう者向け通訳通訳介助員養成講座」の制度化に至るまで、様々な変遷があったらしい。

現在は、各地の盲ろう者友の会や国及び自治体が主催となり、行っている事業である。

私が受講していたところでは、2年間で修了するという、濃密に学べる数少ない所らしい。

受けようと思った理由

知り合いに盲ろう者がいた
→知識をつけることで、今まで以上にスムーズに楽しく、関われるのではないか?
目に見えない、社会的認知も低い、重複障害である盲ろう者の存在
→生きやすくなる支援をしたい。
安心して(自宅や施設以外の)外の世界に出られるようになってほしい。
→それぞれの場所に知識や技能を持った人がいることが大事?
「知る権利」を保障する機関である図書館に勤務する者としての雑感
→どこか障害のある人が情報にアクセスしにくいのではないか?ともどかしく思っていた。
休みがとりやすくなったし、やりたいことをやる大切さを感じていた
→ほぼ、直感

辞めようと思った理由

・コロナ禍だったこと。
「まん延防止中、心のどこかで、常にどうなるんだろう??」と、悲しみと怒りを感じていた。
・コロナ禍でもリモートではできないという難しさ
・盲ろう者友の会の対応
・来年度に受講できなかった時に、やろうと思っていたことの方が楽しそう…と思った

辞める決断

私だけではおそらく、トラウマになるまで続けていたと思う。
同期の一言があったから、この決断ができた。

自分が納得する辞め方を

まずは、
辞める決断をすること
次に後悔のないように、自分がこだわっている理由
を探した。

自分がこだわっていたものとは??

・期待に応えたい
・過敏性腸症候群で死にかけていた(IBSくらいではたぶん餓死しない)私に、生きる希望や元気でいることの活力になった
支援する側が元気で元気でいることの大切さを感じることができた。
・コロナ禍で、「盲ろう者を支援したいと思っているのに、触れ合うことが必要な盲ろう者を支援したいと思っている時に、辞めようとしているもどかしさ」
・講座が10時~16時という長丁場で、「座学と実技」を行うので、なぞの結束力ができる。宿題もあり、大変な日々だった。
ある種の青春的な、感覚である。
・楽しい毎日を送れるサポートをしたい
・早く現場に出て、盲ろう者の置かれている状況を知りたい
・早く事業化して、認められたい
・アラサーということで焦っていた
・辞め癖がつかないか不安

導き出した思い

・期待に無理して応えなくてもいい。
・生きる希望になったんなら、それで十分じゃん??
恩返しを無理してしなくていい。
・30なんて、一つの区切りでしかない。25も30も変わらんよな?(まだ30になっていないからわからないけれど)
・結婚、妊娠、出産、子育てをしていても、そこで終わりなわけじゃない。長い時間、したいことがストップするわけじゃない。
・子育てしながら、やりたいことをやっている人たちだってたくさんいる。(その経験も生きてくるはず…。というか、結婚、出産や子育てしてんのか?(笑)5年後10年後も、独身な気がする←)
・早く事業を立ち上げたり認められたりすることよりも、
「長く愛され信頼される団体」を作り、持続可能な運営ができることのほうがずっと大事だ…!。時間をかけてでも準備をするべき。
・現場に出るから知ることもある。だけど、客観的な事実や法律的なこと自分から調べる必要がある。だから、現場にいるとか運営側にいるとか、関係ない。
・合わない環境だったというだけのこと。いずれ合う環境が見つかれば続けていくと思う。今は、迷う時だと思うから、興味のあることをやればいい。
・いずれ関わることになるかもしれない団体。それを思うと、トラウマになるまで、続けるべきではない。

ここまで、悩みすぎて、過敏性腸症候群が悪化した2月下旬。
追加接種打ちそびれた
腸って敏感だよ~~

同期

連絡先を知っている同期に連絡した。

「寂しすぎる… これからも仲良くしてね」
逆に、そういってもらえてうれしかった。泣く。
また、会おう!!

「明確な目標、やるべきことを見つけたので、あとは行動あるのみ」
「この講座を通して、やるべき道筋を見つけたのでは?」

この目標に向かって進んでいくことは意義があるんだ✨
確かに、そうだ。まずは、関われる技術を。

ありがとう✨✨勇気になったよ!!

まとめ

・少しずつ、盲ろう者向け通訳介助員養成講座の各回の内容についてまとめていく。
・概論と理由の回。
・はじめと終わりの理由について書いた。

これから

武者修行の旅にでようと思う。
・NPOセンターに相談
頭の中で、結論が導き出せなかったため、「やっぱり、ここに聞くべきでしょ?」と、半ば勢いでTEL。
コロナ禍があけたら、すぐ、行動できるように。
ボランティアだけでなく、事業化したいという思いも伝えた。
いい時間だった。
・ボランティア
今を生きる障害者が何を求めているのか、この目で確かめてみたい。
そして、自分の目で、体当たりで、見つめたい。
・点訳講習会受講の受講
「盲ろう者向け通訳介助員養成講座」を受講していて、点字の楽しさと深さに気がついた。
この楽しい!と思った気持ちを満たすために、受講したい。
「出会ってよかったと思える本を点訳したい」
これらを通して自分が見て感じたことを文章化していく
これはNPOセンターの方に、大事にしてってほしいと言われたことである。


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