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都内の人気研修病院にマッチングするまで【面接での想定質問と本番での回答集】

ここでは、病院試験の面接を受ける前に作成していた、実際の回答集をまとめています。

そのまま使ってもらってもいいですし、文量や内容の参考として使ってもらっても大丈夫です。

質問内容は、基本的に病院番号①~⑪で過去に聞かれたものや、今年実際に聞かれたもの、友達との練習で聞かれたことなどを取り入れています。

想定質問は目次にまとめてあります。

何か質問があればコメントかTwitter/XのDMで教えてください。


だいたいどんな感じで文章を用意しているかをわかりやすくするために、実際に面接で聞かれたオーソドックスなやつと、変化球のものを例として見られるようにしておきます。

社会人になるうえで気を付けることはなんですか?

学生の時は、主に同世代、かつ医学部という同じようなコミュニティーの友人との責任のない関係が中心でした。しかし医療者として社会人になると、持つ責任が増大し、多様な年齢層や背景を持つ同僚と良好な関係を築く必要があります。自ら積極的にチーム内で対話を行うと同時に、自分の発言や行動によって患者さんのQOLや命を左右してしまうということを自覚した言動を心がけることで、チームの共通の目的である、患者さんの利益を追求することを目指したいと思います。

安楽死についてどう思うか

まず、現在日本では安楽死行為は刑法で禁止されており、絶対にしてはならないものであると認識しています。これからどうしていくべきかといったことも非常に難しい問題だと思います。ただ、現状の問題点としては、日本国内で安楽死に対するしっかりとした議論がなされていないことが挙げられると思います。安楽死の議題をタブー視するのではなく、様々な角度(倫理面、医学的面、社会的面)から考えるべきだと考えます。

日本人が、安楽死が認められているベルギーやオランダなどに渡航して処置を受けるといったことを耳にしますが、このような生と死の選択が、海外に行ける富裕層にだけ許された金銭的なオプションとなってしまうことは問題だと思うので、やはり法整備を含めた議論が必要になってくるのではないでしょうか。

また、安楽死のような倫理的な問題は、その国の文化や国家観、国民性を多分に反映するので、いたずらに西洋諸国を真似して早計な判断を下すのではなく、国内でしっかりと話し合うことが大事だと思います。


社会問題系は、小論文対策も兼ねているので、少し長めになっています。
面接の場面では、雰囲気を見ながら適当に取捨選択してもいいと思います。

ほとんどの病院で聞かれたこと(東京の大学、生まれ以外)

本編に入る前に、ほとんどの病院の面接で聞かれたことを共有しようと思います。
それは
なぜ東京に来たのか、なぜ東京で研修したいか
ということです。
もちろん地方から来た人だけに聞かれることかもしれませんが、逆に言えば地方から就活する人は確実に聞かれると思っておいた方がいいです。

しかも面接の最初の方に聞いてくるので、これをうまく答えられるかどうかで最初の雰囲気、ひいては面接全体の出来が決まります。
面接時間は想像以上に短いので、最初が肝心です。ただ最初に「こいつはちゃんと考えてるな」と思わせることができれば、面接官の先生方も朗らかになり打ち解けた雰囲気になって、良い印象のまま終えることができます。
本編では、これに対する対応も、自分が実際に答えたものをはじめ、いくつかのパターンで用意しているので、楽しみにしておいてください。

それでは本編です。

自己紹介、自己PR、志望動機系

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