映画「バブル」
■総合評価
50点
■こんな人におすすめ
子供△
中高生△
カップル△
親子△
ぼっち△
■あらすじ
世界中に泡が降るという異常気象後、謎の爆発が起きて重力が狂い瓦礫と化した東京。そこでパルクールバトルに興じる主人公が、ある日失敗し危険な海に落下後謎の少女に助けられ、段々と心を通い合わせていく話。
■良いと思うところ
パルクールの描写はスピード感がありかっこいい。
ヒロイン、ウタがポスターで初めてビジュアル公開された時は微妙だなという印象だったが劇内では思ったより可愛かった。
崩壊した東京の描写は幻想的でもあり退廃的な美しさがある。
■個人的にイマイチと思うところ
こんな人におすすめ書く時どこにも○をつけられなかったんですが、どの層が面白いと感じられるかと考えたときに答えがなかった。良いところでパルクールの描写については書きましたが、逆に他の部分特にシナリオにおいて観客を驚かせたり、喜ばせたり、エモーションを掻き立てる要素が一個もなかった。パルクールの描写も派手ではあるけど強弱がほぼなく正直飽きる。
劇中人魚姫の話が語られます。この物語自体がそれをモチーフにしていると思われますが、人魚姫では声を代償に人の姿を得るだとか、王子を刺して人魚に戻れるという話とか他国の姫によるNTR要素とかいろいろあったネタがこの話にはひとつもない。
世界観も東京だけが崩壊していて他は別に普通のため生活のために死に物狂いで戦ってるわけじゃないため切迫感がない。
重力が崩壊したという設定も、とても大きな瓦礫が空中に固定さされていたりクルクル渦をまいていたりしているのですが、スーパーマリオのステージみたいなもので、何故か空中に固定されてる石や泡を足場に高いところに行くとか、この部分は踏んだら下に落ちるとか単にゲームの地形的なだけである。終盤に空中にすごい吸引力の渦が出ますがそれに吸い込まれるものと吸い込まれないものは何で決まるのか、SF的な深堀は特にないため乗れない。
人魚姫ではなく泡星人が人の形を得たため、触れると泡に戻ってしまうってことなのか最後には溶けて泡に戻ってしまい、そこらに漂ってた泡も攻撃色(赤)から沈静化して(青)となり、東京の謎重力状態も霧散した。
この映画を見たという記憶もすぐに泡と消えそう。
■基本情報
監督:荒木哲郎
脚本:虚淵玄
大樹連司
佐藤直子
原作:
配給:ワーナー・ブラザース映画
Netflix
制作:STORY inc.
WIT STUDIO
ワーナー・ブラザース映画
ニトロプラス
ローソンエンタテインメント
ストレートエッジ
公開:2022年5月13日
2022年4月28日 Netflix先行公開
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