見出し画像

妊娠中にセックスしてもいいの?気をつけることは?

妊娠中のセックスは、ほかの人には聞きにくいデリケートな話題。
「妊娠中もセックスしていいのかな」
「お腹の赤ちゃんに影響があったらどうしよう」
など、不安なこともあるでしょう。
妊娠中のセックスにはリスクがあるのか、どのようなことに気を付ければいいのかなど、詳しくご紹介します。
安心して夫婦の営みを持てるよう、正しい知識を身につけましょう!


1.妊娠中にセックスしていいの?

妊娠中にセックスをすると、流産のリスクが高まったり赤ちゃんに何か悪影響が及んだりするのではないか、と心配する人もいるかもしれませんね。
結論からいうと、妊娠経過に問題がなければ、妊娠中にセックスをしても大丈夫です。
ただし、妊娠中はこれまでと同じようなセックスをしても良いかといわれると、それはNOです。
このあと妊娠中のセックスのリスクと気を付けることについてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。


2.妊娠初期のセックスのリスク

妊娠初期はつわりで体調が思わしくないことも多く、セックスに消極的になる女性も少なくありません。
「まだ安定期じゃないのに流産したらどうしよう」
という不安を抱える人もいるかもしれませんね。
妊娠初期にセックスをしても胎児に影響はありませんが、セックスにより子宮が刺激され、お腹の張りを感じたり出血したりすることがあります。
また、セックスにより体が冷えることも懸念されます。
妊娠初期にセックスをする場合は室温に注意し、挿入は控えるなどできるだけ優しいセックスを心がけましょう。


3.妊娠中期のセックスのリスク

安定期に入る妊娠中期は、初期よりもセックスによるリスクはさらに少なくなります。
お腹が少しずつ大きくなるため、深く挿入することで子宮が刺激され、お腹の張りを感じやすくなるというリスクがあります。
また精液には子宮の収縮を促す作用があるといわれています。
膣内射精をすることで細菌に感染する可能性もあるため、コンドームの使用は必須です。


4.妊娠後期のセックスのリスク

お腹がかなり大きくなる妊娠後期は、お腹もより張りやすくなります。
体位によってはお腹に負担がかかることもあるため、横向きや騎乗位など女性が楽な体位を選ぶことがポイントです。
また、臨月になると赤ちゃんが下がってきて、出血しやすい状態になります。
お腹への負担も大きくなるため、妊娠後期のセックスは臨月に入る前の妊娠9ヶ月までを目安にするといいでしょう。


5.妊娠中のセックスで気をつけるポイント

妊娠中に安心してセックスをするなら、いくつか気を付けるポイントがあります。
ここでは妊娠中のセックスで気を付けることをご紹介します。

体位を工夫する

妊娠中のセックスは、どの時期でも少なからずお腹に負担がかかるもの。
できるだけセックスでのお腹の負担を減らすために、体位を工夫して取り組んでみてください。
おすすめは横向き。
お腹が大きくなっても負担がかかりにくく、挿入も深くなりすぎないため、子宮への刺激も少なく済みます。
どの体位がいいかは個人差があるため、パートナーといろいろ試してみてくださいね。

コンドームは必須

「妊娠しているのだから、コンドームなしで膣内射精もいいのでは?」
と思われるかもしれませんが、妊娠中だからこそコンドームを着けるのがマスト。
精液には子宮を収縮させる作用があることがわかっているほか、細菌に感染するリスクも高まります。
必ずコンドームを着けるように、パートナーの男性にも理解してもらいましょう。

激しい挿入はしない

妊娠中のセックスで絶対NGなのが、激しく挿入することです。
深く挿入すること自体にはとくに問題はありませんが、激しいピストン運動を行うと、子宮口が刺激されお腹が張りやすくなります。
また、妊娠すると濡れにくくなるという女性も少なくありません。
十分に濡れていないと出血する恐れもあるため、潤滑ローションを使うのもおすすめです。
妊娠中のセックスはできるだけ優しく、ソフトに行うことが大切です。

お腹の張りや出血があったらやめる

セックスの最中にお腹が張ったり出血が見られたりしたら、すぐにやめることもとっても大切です。
せっかくいい感じになっているのに途中でストップするのは気が引けますが、ママの体が一番大切。
きちんとパートナーに気持ちを伝え、理解してもらうことが大切です。


6.妊娠中のセックスを避けた方がいいケース

妊娠中のセックスは問題なく行うことができますが、次のようなときは避けたほうがいいでしょう。
・お腹の張りがある
・不正出血がある
・腹痛がある
・つわりなど体調不良のとき
・多胎妊娠
・胎盤位置の異常(前置胎盤など)がある
・医師から安静を指示されている
また、ママ自身がセックスに対して大きな不安を感じている場合も、無理してセックスをする必要はありません。


7.まとめ

セックスはパートナーとの関係を円滑にするための、コミュニケーションのひとつです。
体位に気を付け、ソフトセックスを心がければ、妊娠中のセックスも全く問題ありません。
体調がいいときには、ぜひパートナーとの触れ合いの時間を作ってみてくださいね。

NALU流母親学級・各種講座の詳細・申込はこちらから▽


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?