クリスマスについて思うこと

今日はクリスマスイブ、そして明日はクリスマス! といっても、クリスマスだからといって休みではないし、パートナーとか恋人とかいない限り普通の平日と一緒みたいな人も結構いるんじゃないかと思う。かく云う僕も普通に仕事である。僕の場合は独り身で自分がどんなテンションでも自分にしか影響がないので、こういうイベントごとは自分の気持ち次第なところがある。じゃあ僕はどんな心持ちなのかというと、実はこういうイベントごとが嫌いじゃない。むしろせっかくのこういう機会だから何か特別なことをしようってタイプだ。ただクリスマスに関してはちょっと迷走している。

なぜ迷走しているのかといえば、まずクリスマスイブの存在感が強くなりすぎて24日と25日の差別化が難しい。僕はもう20年以上生きているがいまだにどっちの日に何をするかというルーティンが定まらない。毎年ケーキとモスチキンは食べるということは決めているのだが、どっちの日に食べるのかはバラバラだ。なんだったら両日とも食べることすらある。それぞれの日をどういうテンションで臨んだらいいのか分からなくていまいち盛り上がりにくい。

そしてもう一つ理由があるのだが、これは完全に個人的なことである。実は数年前のクリスマスイブ(土曜日)に当時働いていたアルバイトが休みだったので、せっかくだからクリスマス気分を味わいに行こうと思って江ノ島に行ったのだ。一人で。一人で休日のクリスマスイブにデートである江ノ島に行ったのだ。江の島を少し登ったところで大道芸を見たり、新江ノ島水族館でイルカのショーを見たり。そこにいた多くの家族連れやカップルと同じように楽しんできたのだ。ほとんどの人がこれを読んでバカじゃないの? と思ったんじゃないかと思う。こんなことをやる人なんてほとんどいないし、実際僕が行ったときも一人で来ていた人は誰も見かけなかった。まあ、そんな感じでなかなかにクレイジーなことをやってしまったせいで、クリスマスはもうやりきったという気持ちもあったのだ。そんなわけで今年の僕はケーキとモスチキンを食べる以外は特別なことをしなかった。

そんなわけで、もう僕は恋人とかができない限りクリスマスを特別に過ごそうとは思わないだろう、と思っていた。思っていたのだが。今日たまたま聞いていたラジオのリスナーからこんなメールが番組に送られてきた。「今日これから仕事終わりに一人でディズニーに行ってきます!」。衝撃だった。いや、正直に言えば自称ぼっち行動のトップランカーとして考えたことはあった。でもそれは単純にレベルが高すぎるし、それを越えてしまったときに僕はいったいどんな境地にたどり着いてしまうんだろうという恐怖もあった。だからこそ僕は、それはやってはいけないと強い気持ちで自分に言い聞かせてきた。

ただ、僕はこれを聞いたときに上には上がいるんだと思ったし、江ノ島ごときで満足しているようではダメだと言われているような気がした。そして何より若干落ち込んでいたクリスマスに対するモチベーションも上がってきた。クリスマスにまたしっかりと向き合って楽しもうと思えたのは精神の充実という意味でも本当に良かったと思う。これが今年のクリスマスプレゼントだったのかな。誰からかは知らないけど。さて、今年はもう普通に仕事も入ってるし無理だけど、来年はどうやって楽しもうかな。


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