もしも地球が滅びるとしたら最後の日に何をやりたいか

7月23日放送のTBSラジオ『ハライチのターン』の中で、岩井さんが「明日地球が滅びるなら最後の食事に何を食べるか」という話をしていた。普通に考えたら自分が一番好きなもの食べ物を挙げる人が多いだろうけど、岩井さんはいろいろと面倒くさいことを考えに考えた挙げ句、最終的にはそうめんだなという結論を出していた。僕はこれをすごく分かるとめちゃくちゃ共感しながら聴いていた。

というのも以前、僕は「地球が滅びるとしたら最後の日に何をしたい」というのを考えたことがあった。これを考えたときはたまたまジェットコースターブームが来ていたので、「富士急ハイランドで遊びたい」というのが答えだった。この答えは別に構わないのだけど、問題はここから。もしやるとしたら、どうやって富士急ハイランドに行こうかと考えてしまったのである。僕は運転免許を持っていないので、自動車で行くことができない。となると電車で考えるが、はたして地球が今日明日と滅びるとなったときに、電車は動いているのだろうか。僕の家から行く場合、JRと富士急行のどちらかでも止まったらアウト。家族や友人に車でというのも地球最後の日にお願いするのは図々しすぎる。自転車はさすがに非現実的だ。

正直この段階で詰んでるのだが、まあなんとか乗り越えて富士急ハイランドにたどり着いたとしよう。そしてまたここで新たな問題にぶち当たる。そもそも富士急ハイランドは地球最後の日に開園しているのか。スタッフにだってそれぞれ人格がある。はたして地球最後の日にスタッフをやる人がいったいどれだけいるのだろうか。最後の日くらい思い思いに過ごしたいのではないだろうか。スタッフがいなければ当然ジェットコースターにも乗れない。そうやって考えていくともう思考が止まらない。発電所で働いてる人たちも最後の日くらいはとなって誰もいなくなったら、発電所はいつまで動き続けるのだろうか。最後の日はほとんど電気がない状態で過ごすことになるんじゃないかとか。もう考えていくとキリがない。

僕はもし地球が滅びるなら巨大隕石の激突だろうと思っていたので、全員地球が滅びることを知っていて、そしてそれまでに何日間かの猶予があるという想定だった。だから次第に治安が悪化していって、最後の日には無法地帯になっているだろうという予想だ。だから多分実際には荒れ始める前にとにかく買い溜めをして引きこもるという選択を取ると思う。まあ、実際なってみないと分からない心境とかもあるだろうから、分からないけど。

ラジオ内だと自分だけが知ってるみたいなパターンとか、そもそも前提が“明日”滅びるとしたらだったのでちょっと違う部分もあったけど、岩井さんのその超絶面倒くさい思考はすごく共感できるし、改めて岩井さんに好感を持つエピソードだった。ぜひ聴いてほしいと思うけど、radikoのタイムフリーで聴けるのが明日(7/30)まで。万が一これ読んで興味を持つ人がいたら聴いてほしい。

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