鑑賞メモ:高明根「A blending space」

画像1 高明根「A blending space」 会期:2017年11月2日〜12月30日 会場:東京画廊+BTAP 住所:東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階
画像2 最終日に見てきました!透明なアクリル板に、透けるように建物や風景を印刷してある作品。写真だと分かりにくいし、言っても伝わりにくい。でも良い。
画像3 この、なんの変哲もないであろうビルが、向こう側が透けることでなんとも幻想的な存在になっている。まるで自分が幽霊になって、世界を透過できるようになったみたいだ。
画像4 手前側の板を見て、向こうを見て、繰り返して行くうちに自分の立ち位置や世界の距離感が謎めいてきてくらくらする。ふと、自分がこの作品の内部にいるような気持ちになる。
画像5 押井守の映画『アヴァロン』の序盤で、敵が殲滅された途端に戦車や兵士が全て平面になる場面があったけど、それに通じるものもある。既存の世界観が破綻する糸口みたいな。

おもに日々の角ハイボール(濃い目)代の足しになります