生理はレベルを上げて物理で殴る/ピルと月経カップの話

なこです。

なぜ21世紀にもなって、月に一回股から血が出なくてはならないのか…。りふじん…

というわけで今回は、全世界の女子をアンニュイな気持ちにさせる生理ってやつを科学技術の力でどうにか快適に過ごせるようにしていこうぜ!っていうお話になります。

あくまでも個人的な感想や経験になりますので、そこのところご了承のうえお読み下さい。

1.生理について

一応おさらい。

子宮内膜が受精卵をキャッチするために準備される

→排卵する

→受精卵が着床しなかったら子宮内膜が排出される

→これが生理

ってことです。

詳しくはこちらを。

生理のしくみ(生理周期、生理期間) | ソフィ生理辞典

ちなみになこ個人は、生理痛やPMSとは無縁で、ただ単に生理って面倒くさい!不快!っていう気持ちだけがあるタイプです。

2.ピルについて

ピルの良いところはいくつもありますが

・ほぼ確実に避妊できる。女性が避妊コントロールできる。

・生理日がほぼ確実にわかる上に、数日ならずらすことも可能。

・月経時の出血量が減る。

なこが把握しているのはこんなところです。

生理日がずらせるの、超べんりですよ。

旅行の時とか、アウトドアとか、予定がわかっていれば生理日の前倒しや後倒しが可能。(ただし一相性ピルの場合)

出血量が減るので、結果として出血日が短縮します。

なこの場合は、ピルを飲んでいないとだいたい出血日が一週間弱なのが、飲んでいると4日くらい。

月に3日。一年で36日ですよ。(月経カップにより更に短縮。後述)

出血量が減ると、ナプキンもそんなに頻繁に取り替えなくて大丈夫。

ピルについて、詳しくはこちらを。

ピルを飲む人、飲めない人:日本家族計画協会


ピルの不便なところ

・副作用がある(血栓ができやすくなる、むくみやすくなる等)。

・飲めない人もいる(血栓が出来やすい体質の人、煙草を吸う人、年齢が高い人など)。

・病院で処方されないと入手できない。

・健康保険が効かないので少し高い。

個人的には、不便なところより便利なところのほうが多いと思うので、ここ数年ずっと飲んでおります。

血栓リスクについては、健康診断を定期的に受けて、きちんと診察を受けていれば大丈夫とのこと。

処方前に検査をしないと処方しない病院もあるけど、健康診断や献血の結果を見せればいいっていうお医者さんもいますし、内診の検査も自治体の補助があるなら地元で受けたらいいよっていうお医者さんもいます。

むくみは、なこが唯一自覚しているピルの副作用ですが、もともとむくみやすいからなあ……。

病院にいちいち行くのも面倒ではあるけど、飲み始めて問題がないなら半年分くらいまとめて処方してもらえます。

お値段は、自由診療なので病院によってまちまちですが、都内なら1シート(1か月分)2000円~3000円が最近の相場ではないでしょうか。

(昔はもっと高かった。5000円くらい)

最近は子宮内膜症治療には健康保険がきくピルもあるので、生理痛が辛いとか、出血量が多いとか、悩んでいる人は婦人科で検査してもらうと良いと思います。

病院にかかる前にHPで調べていくと、ピルの処方に積極的な病院かどうか分かるのでおすすめ。

あと、初回の検査についても電話で聞くといくらかかるとか、必須かそうじゃないかとか、教えてもらえるはず。


3.月経カップについて

というわけで、ピルを駆使して快適な生理ライフを送っていたなこですが、最近登場した気になるニューカマー生理グッズが「月経カップ」です。

わかりやすく言うと、膣の中に入れて子宮口を塞いで月経血を受けるシリコン製のカップ。

詳しくはこちらから。

宋美玄『月経血カップを使ってみた』 

宋美玄『月経血カップQ&A』 

※宋美玄先生は女医さんで、ご自身もお二人お子さんがいて、とても信頼できる婦人科や産科の情報を伝えてくれる方です。

自分の体を快適にするガジェットには目がないタイプなので、いろいろ検討した結果、「スクーンカップ」っていうのをアマゾンで買いました。色は緑。

量の多い日も安心、スーパーソフトな月経カップ、スクーンカップの使い方と販売サイト (公式)

この記事を書いている現在、実際に使い始めて二回目の生理です。

ひとことで言うと、おもしろい。良いか悪いかで言うと、良い。

不便なところもあるけど。

月経カップの良いところ

・出血が目で確認できる。

・におわない。

・繰り返し使えるし医療用シリコンなので衛生的。

・使い慣れてたら海外旅行の時とか災害時に便利そう。

・出血日が短縮される(気がする)。

出血なんか確認したくないわ、ってひともいると思います。

そういう人は向いてないかもしれない……。

ナプキンやタンポンだと吸収されてしまってよくわからない、血液や体液の感じとかを初めて確認できて、個人的には面白かったんですが。

さらっとしてたりでろんとしてたりして。

におわないのは、ちょっと予想以上でした。

空気に触れて酸化するからにおうのか、と。

ほんとに、切り傷から出る血と同じくらいにおわない。新発見。

汚れたらハンドドープで洗ったり、出先ならウェットティッシュで拭いたりして、生理が終わったらよく洗うor煮沸消毒して乾かして保管。1個5000円くらいなので、一年くらい使えば元は取れるかな、と。

あとはこれ1個あって使いこなせれば、ナプキンやタンポンが入手できない環境でも大丈夫!っていう、サバイバルな環境への安心感。まあ、長期で海外旅行に行く予定もないですけど。

カップが子宮口に吸い付くからか、出血の総量は今までと変わらないものの、出るスピードが速くなったような、気がします。

メイン出血が2日くらいで終わる。快適。

でもこれは個人差があるのかもしれない。

月経カップの不便なところ

・たまに漏れる

・手が汚れたり、うっかりこぼしたりすることもある。

・爪が長いと使いにくいかも

・ちょっとお高い

たまに漏れるのは、1.そもそもうまくはまってない時、2.カップの上部にある空気穴が粘度の高い血液や体液でふさがっている時(カップがずれやすくなるんだと思う)、3.カップを入れる前に膣内に下りてきていた血液や粘液が体外に出てくる時、の3つに分類されるというのが、現状での個人的な見解です。

対策として、軽い日用のナプキンかおりものシートを併用しています。

布ナプキンと併用する人もいるらしい。エコ。

手が汚れる、うっかりこぼす、に関しては、自宅にいる時は風呂場で出し入れすることでリスクを軽減しています。慣れかなー。

外出時にはトイレに流せるウェットティッシュや赤ちゃんのおしりふきが便利だとか。

宋先生は医療用の使い捨て手袋を使うのも良いとブログに書いていらした。

使用方法上、どうしても膣に指を入れる必要があるので、爪は切っておくか、爪が長かったりネイルアートをしてる人は指サックや医療用の使い捨て手袋を使う必要があるかもしれないです。

お値段については、長く使えるものなので、将来的に使う場面が想像できるなら、早めに購入して使い慣れておくのもいいんじゃないかな、と思います。

長期の海外旅行とか留学とか、青年海外協力隊とか、子供が生まれたら水遊びに付き合いたいとか、水泳の先生になりたいとか。


4.月経カップの具体的かつ個人的な使い方

ここからはちょっと生々しい描写が入ってくるので有料にしておきますー。

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