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うろろんとポッキーとプリッツ

ポッキーは、細長くて、チョコがついてる。
プリッツは、細長くて、チョコがついてない。
「うろろん…」
きっと誰か、ポッキーのチョコだけ舐めてる人がいるんだ、と、うろろんは思います。
そんなひどいことするなんて、ひどい。
「うろろん、ぷう」
うろろん、少しおこです。
「ぷうろろん」

「ポッキーは甘くて、プリッツはしょっぱいから。別のお菓子だよ」
と、うろろんのお家の人。
チョコだけ舐めてる妖怪がいるんじゃないの?
「うろろろん?」
「両方あるから、食べてみたら?」
まずは、ポッキーを、ぱく。甘い。
棒みたいなとこは、ほろっとしてて、ほんのり甘い。
次に、プリッツを、ぱくり。
おお、なんか、しょっぱい。
棒のとこもしょっぱくて、ポッキーよりかたい感じ。
プリッツ、って感じの歯ごたえ。
「うろろん!」
これは、似てるけど別の食べ物だよ、と、うろろんも納得したみたい。
「うろろんろんろん」
チョコを舐める妖怪はいなかったんだね。

ポッキー、プリッツ、ポッキー、プリッツ、と食べていると、甘くてしょっぱくていくらでも食べられます。
これは別のお菓子だけど、とても相性がいいみたい。兄弟なのかな。
ぽりぽり食べながら、うろろんは、同じうろろんから生まれた兄弟のことを思い出します。元気かな。
「うろんろん」
ところで、さっきからうろろんが食べてるポッキーを、たまにぺろっと舐めてるのは何なんだろうね?
妖怪かな?

おもに日々の角ハイボール(濃い目)代の足しになります