見出し画像

文学フリマでうろろんのご本が出るよ!

「うろろん!」
「うろろ…ろん?」
うろろんたちが、なにやら話してます。大ニュース、なのです。
あのね、うろろんの、ご本ができるの。
「うろろんー!」
本って、あの、字が書いてある、紙束のこと?
ニンゲンが読むやつ?
「ろんろん」
なにそれ、すごい。
うろろんたちはざわめきます。
本屋さんで売るの?
「ろろん」
あのね、本屋さんで売るご本とは、違うんだって。
と、事情通のうろろん。
どーじんし、なんだって。
「うろろん…」
「ろん…」
どーじんし、って、どこで買えるのかな。
うろろんにも、売ってくれるのかな。あと、うろろん、字が読めないんだけど、大丈夫かな。
「うろろん、うろろん」
あのね、ぶんがくふりま、っていう催しで売るんだよ。
とうきょうりゅうつうせんた、っていう建物でやるの。
「うろろろん」
「うろろろろろん」
それは、行かなくては。うろろんたちは、興奮して、全体的に3%ほど膨らんでいます。
「うろろん、ろろん!」
「ろん」

うろろんたちは、いくつかの班に分かれることになりました。
まずは、印刷屋さんで、印刷している人のうろんを吸い込むうろろん。
がんばって印刷してもらわないと、困ります。
「うろろん、ろん」
ねこのしっぽ、っていう印刷屋さんなんだって。
ふむ。ねこ。
ねこが印刷してるのかな。
印刷が終わったら、ご本と一緒にぶんがくふりままで送ってもらえれば確実ですね。
「う、ろろん」
ねこに引っかかれないといいんだけど。
「うろ、ろろん」
次に、とうきょうりゅうつうせんたに先に行くうろろんたち。
会場にうろんがたまっていたら良くないので、早めに吸い込んでおきます。

あとは、ご本をつくった人(なこ、っていいます)について、ご本を売るのをお手伝いするうろろん。
売れるかな、どうかな、どきどき。
でも、がんばるよ!
「うろ、ろーん!」
「ろんろん!」当日までは、とりあえずなこの家にいることにします。
(広いお家じゃないから、こんなに入るかな…)

ぶんかくふりま(文学フリマ )は、
11月23日に
とうきょうりゅうつうせんた(東京流通センター)でやる催しものです。
うろろんのご本、売ります。
タイトルは「うろろんな日々」
400円です。
ほかにも、たくさんおもしろいご本があるんだって。
字がよめるニンゲンの皆さん、ぜひ来てね。
「うろろん、ろん!」

とうきょうりゅうつうせんたは、
大森駅からバスか、
平和島駅からバス、
浜松町駅からモノレールでいけます。
モノレールはね、空港快速っていうのに乗ると、りゅうつうせんたに行かなくて、うろんになっちゃうから、気をつけてね。
でも、うろんになったら、うろろんがしゅーってするよ。

第23回文学フリマ東京Webカタログ

Webカタログ タヌキリス舎のページ

「うろろんな日々」詳細

おもに日々の角ハイボール(濃い目)代の足しになります