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仕事のセンス

「仕事のセンス」がある人。わたしはそんな人にめちゃくちゃ憧れてた。センスを感じる理由や条件はうまく言葉にできないけど、その人の存在はいつまでも心に残ってる。

それならとことんその人に引っ付いて、盗めるだけ盗めばいい。ところが残念ながら、憧れはコンプレックス化して、それすら出来なかった。自分の弱点が露呈するその場所から、自然と足が遠のいてしまって。そんなところもひっくるめて、わたしはセンスも勇気もないのだけど。

うん、わたしはいつも勇気がたりない。それに気が付いたとき、「これ以上、同じ道で登り続けることができるのか」ということを少し考えられた気がする。きっと良いきっかけだったし、ちょうど良い言い訳だった。

わたしが幸運だったのは、パートナーが素敵なひとだったこと。それに尽きる。親友のような、幼馴染のような存在だけど、仕事においては天の上のようなひと。疲れた日もなるべく明るい気持ちでいられるように、衣食住を整えて、支える側になりたい。仕事バリモード時代の「おい!一緒に頑張ろうぜ、負けねーぞ!」的なのも嫌いじゃなかったけど、そろそろいいかなぁ。

一生懸命頑張れることと、本当の意味でセンスがあることは、やっぱり別物。些細なことでも勇気が必要な、その程度の自分の実力を認めてから、気持ちはラクになった。「認められる」とか「頼られる」とか、あったものを捨て行くいまはまだ葛藤もあるけど、こっちの道で合ってると思う。

#29歳
#プレママ

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