「Game of Love」が嫌いな関西Jr.担はいない。
みなさんは関西Jr.の名曲「Game of Love」を知っていますか?
作詞作曲振付をジャニーズWESTの神山智洋くんが担当したこの曲。
音楽的に見てもファンから見ても大優勝過ぎるんだ。
このすばらしさ、誰かに聞いてほしい。共有したい!!と思ったので
今回は超個人的「GOL」の好きなところを紹介しようと思います。
音楽的に好きなところ三選
一つ目 歌詞の詰まり感が気持ちがいい
これは歌ったらわかるかもしれませんが歌ったときに、拍があまり長い音がなく音が詰め込まれているんですね。例えば、
このサビの前半部分。この曲のサビは四分の四拍子なのですが、サビに入るときに「Are」(ここは裏拍)「you」「ready」「Get」で綺麗に四拍入るんですよね。めちゃくちゃ気持ちいいし、サビは全員で踊ってより盛り上がりが強くなるので、ここで拍と揃うことによって今までの不規則なリズムも清算されるしサビの関ジュの群舞感が強くなるんですね。
しかもサビの前半と後半をどちらも「This is Game of Love」にすることによってとてもまとまりがよくなるし、一拍目で終わるので特効も出しやすいしこれは作曲者がステージに立つ人間じゃないとできないポイントだと感じます。
二つ目 神山智洋のお家芸「アクセント地獄」
これは二番に表れてます。二番後半は割とラップパートが続くのですが、そこの歌詞を見ると分かるこのプロさ。
ここはあんまり韻は踏まずアクセント地獄なだけです(地獄なだけとは)。振付はこのアクセントに合わせておくとまとまりが出るし、目でも耳でもビートを感じられるので分かりやすいです。二番にいつもこのようなアクセント地獄を持ってくるのはThe神山智洋。(顕著に表れているのが「Evoke」とか、「Knock out」とか)神ちゃんの曲は二番が醍醐味だと私は個人的に思ってます。歌う時に太字のところを強く発音するとめちゃくちゃぽくなる。
ここから怒涛のラップパートですね。ここは結構歌うのも難しいし、リズムとるのも簡単ではないです。このしつこいほどの韻を踏む神ちゃん。尊敬レベル。すごいほんとに(急に語彙力なくなるやん)。神ちゃんの曲は二番が歌唱力見せつけパートになるんですよね。怒涛のラップ、アクセントや一番でバチバチになってたら(?)二番で静かになったり。
一番わかりやすいのはAぇ! groupに提供してくれた「Straydogs.」。
一番で各メンバーの名前を散りばめた歌詞を展開し、神山智洋の二番(?)に突入。最初の二行はラップパートですね。ここは二番というよりかは曲調の変化の繋ぎ目です。個人的にこの時のリチャの手のフリが大好きです。そしてその次はアクセント地獄です。このすえちぇ最強すぎる。最後の「There is no doubt」で引きます。アクセント的にも手のフリ的にも。そしてその次の「見下す月」から音程のアップダウンが激しいパートです。最初は割と低く、そのあと「逃げたく」からどんどん上がっていってボルテージも急上昇。そして最後の「心の内~」に入ればWセンター末規のハモリパート。低音で支える正門さんに高音で響かせる末澤さん。最後のロングトーンは二人の声が一つになるところがあるんですよね。鳥肌が止まらない。
今の時代はYouTubeがあるので、特に2番から神山智洋の音楽を感じられると思います。ぜひお聞きください。
話がずれましたが、このアクセント地獄と怒涛の韻踏みラップパートが最大の神山智洋楽曲の特徴と言えます。
三つ目 世界観を一気に変える「三拍子」
最後はこちら。GOLを聴いたことがある方ならわかると思います。あのパート。
割とここだけ見れば狂ってますね。オタク大好き狂愛です(偏見)。このフレーズはラスサビに入る前のところなのですが、前のフレーズが上に書いたラップパートのところなんですね。ちょっとオラついた主人公、ヒロインの世界に戻ります。正直言ってこの部分が最大の魅力なんです、この曲の。三拍子にすることによって最後に持っていく世界観が出来上がります。
この曲の構成としては
お昼から夕方→お姫様連れ出す(ただし一夜限りの恋。朝には返さないといけない)
夕方から夜→主人公のところにお姫様を連れていく、一夜限りの愛を育む
朝→お姫様を返したくない、自分のものにやっぱりしたい
そして最後に「Don't forget tonight.」(今夜を忘れない)と。
怖い。とても怖い。
で、三拍子パートは育んでいる時ですね。ずっと愛し合いたい、このまま時間が止まればずっと僕は君と一緒になれるのに。という心情のときです。ここだけ聴いたらやっぱり怖いんですけど、寂しさもあって。結構主人公切ないんですよね、この曲。
そして私なりの解釈としては、今までずっと勝ち気でいた主人公が唯一寂しさを見せるシーンでありながら、ワルツのリズムにすることでお姫様のことも匂わせている感じがして。「時が止まれば」なんてちょっとおとぎ話じみたことをいいながら結局は現実を突きつけている気がしました。
立派なお話が出来ているんです。いろんな解釈ができておもしろくて。
こんな感じで音楽的な側面からの私の超個人的好きポイントでした。
関ジュ担として好きなところ三選
一つ目 関ジュ担大好き総勢18人での群舞
まずこれ。ビクゲにしても、NO LIMITにしても関ジュにしかできない群舞があるんですよね。
関東と関西の違いって、関西は「関西ジャニーズJr.」という一種のグループがあるところなんですよ。まいジャニでの家族感とか、ライブでのMCのわちゃわちゃ感。ボイビも参加できる感じがとてもよい。
そんな家族のような彼らは踊ることも出来て。特にこのGOLの3グループは関ジュ大変革期の方々なので、ここでしか見られない昔懐かしい感じもあるんですよ。私は2022年の1月にハマったオタクですが。
誰もがグループ入りを目指して、非公式グループはたくさんあったものの公式グループはあまりなく、みんなが輝いてやろうという闘志を燃やしていたあの時が鮮明によみがえるこの隊形なんですね。
二つ目 パート割がエモい。
上にも書きましたがここでしか見られない懐かしい感じがあるのが関ジュのオリ曲でもあるんですね。
例えばサビ前の
ここのパート割り、なにわ男子結成前にあった非公式ながらも人気があった「funky8」の1部のメンバーの4人で構成されています。(佐野はハモリなので実質4人)
ダンスや歌などパフォーマンスで魅せてきた彼らお兄さん組の時間。とにかくかっこいい。みんなスキル高いから圧倒されるんだよな、これ。
ここが私がいっちばん刺さったポイントだったのでここはめちゃくちゃ語れます。
他にもAぇ年下組&恭平のパートもビバちぇきょへの同い年組とかもエモい。
この時Aぇ年下組にそんなにパートは回ってこなかったのでめちゃくちゃ固まってる。歌上手い晶哉もソロパがないけどこういうのもJrらしいので良きなんです。今あったら許さんけどな(恨みでもあるんか?←ない)
三つ目 この曲のジャンルは「アイドル曲」であること
ここまで音楽性が高いことを言っておきながらやっぱりアイドル楽曲であることを忘れてはいけないと思っています。私自身がアイドルの曲はパフォーマンスが軸であって、J-POPのようなクオリティをアイドルには求めてはいけないと思っています。J-POPでは許されないものもアイドルでは許されるのも確かであり、その例としてジャニーズ楽曲には「トンチキソング」という部類の曲が一定数存在します。その曲たちはパフォーマンスを軸とする彼らだけが歌えるのであって、一般的なアーティストは歌えない。言ってみれば、アイドルはどれだけ自分がカメラに映るのかというのが問題なのでダンスの綺麗さ、ファンサがしっかりしていれば曲はなんでもいいのです。極論ですが。
基本的に私が好きになるグループ、曲は音楽性が高いものが多いです。曲から好きになったジャニーズWESTの場合だと、「カメレオン」で沼落ちしました。
私のアイドル哲学はさておき、この曲はアイドルが歌う曲です。アイドルがアイドルに作った曲なので見せ場が多くあるんですね。
例えば、最初の「Let's play the game」からそうだと言えます。ここがセンターの見せ場です。また、ところどころ放り込まれるラップパートではラップが出来るメンバーにスポットが当たるし、三拍子後のフェイクは高音が出せるメンバーにスポットが当たります。ラストのサビも目立つところがあり高音域の大橋くんとか末澤くんはここで見せ場があるわけです。私たちファンとしても、このような見せ場があると嬉しいし、大人数の中で掴み取ったものだと思うととても感慨深いです。
ジャンル「アイドル」の曲としての特徴はアイドル曲の王道を行っているわけだし、音楽性としても高くパート割も良い。
タイトルにもある通り、関ジュ担は全員好きなのです。この曲は。いや、嫌いな理由がないのです。
さいごに
ここまで音楽的側面から見た良さと、ファン的側面から見た良さと二つの側面から「Game of Love」を見てきました。いや、ここまでたどり着いて下さりありがとうございます。長かったでしょ?先生怒らないから正直に言いな?(ふざけましたすみません)
実は私、この「GOL」を初めて聴いたときあることを考えてまして。
それは、
この曲(GOL)、狂愛三部作にめっちゃ似てる!!
と思ったわけです。
狂愛三部作とは、あのええじゃないか、ズンドコパラダイスを世に送り出した(?)ジャニーズWESTのかっこいい曲三曲(Can't stop、Criminal、Eternal)のことを指します。これらの三曲はすべて同じ作詞者さんが作っておりストーリーがすべてつながっているんですね。ファンから絶大な人気を誇っているのでぜひ、気になった方は検索してみてください。きっとストーリーにハマります。
これを読んでくださっている方がもう狂愛三部作を知っていると仮定して進めていきます。ストーリーとしてもお姫様を連れ出して繰り広げられる禁断の恋だし、似てるじゃないですか。WESTのほうは相手も自分もバットエンドだしこっちよりもドロドロしていますが。こっちは夢見て終わりですよ。まだ若いからね(?)
そして思ったわけです。このような曲に大事なのはもちろん歌詞もそうなのですが音楽的に見た感じの帝王さ、狂っているかどうかなのです。
このような曲は踊っている曲が多く、テンポも速いため歌詞を聴かせる曲にすることは難しいです。どのようにして歌詞との相乗効果を狙い聴き手に怖さ、狂気を感じさせられるかでクオリティーは変わってきます。
私は「GOL」と狂愛三部作の四曲を「帝王音楽」として共通点を出し、そこから「帝王音楽」の特徴をみなさんに発信していけたらと思っています。
このnoteを含めて三部作になると思います。
次回は、「狂愛三部作の音楽的に見た好きなところ」をnoteにまとめていこうと思います。(いつになるかわかりませんが)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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