ボイラー二級 合格体験記 2024年8月
この文章を読まれる貴方は
●ボイラー二級の資格取得の体験談
●試験に出た問題
…などに興味があり、この記事へ辿り着いたと思います。
以下に、初めて受験したボイラー二級の体験談を記載しますので
参考にされてボイラー二級資格を取得されてください。
試験に出題される「一般的な覚えるべき箇所」は
「公表問題集(各種書籍)」や「過去問.comさん(サイト)」や
「kikiさんの二級ボイラー技士(サイト)」等が参考になります。
注意点は「問題正誤の信憑性はご自身で確認」ということです。
◆受験の前提(自分のスペック等)
自分は文系大学を出て、管理部(バックオフィス)を経験してきました。
工業系の勉強はしていませんし、業務中もボイラーは扱いません。
衛生管理者(第一種)は取得済みですが、他の安全衛生資格は未所持です。
また、以前に危険物乙4を20時間ほど勉強しましたが未受験です。
いわゆるビルメン資格に興味を持ち、今回初めて受験した次第です。
※2024年8月7日にテスト受験(結果は8月15日)
★2024/8/15加筆
無事に合格していたことを確認できました。
◆今回の勉強時間
全部で約60時間でした。「全部」というのは「ボイラー実技講習20時間」を
含めています。ボイラーに普段触っていない方が試験を受ける場合
時間が作れれば、事前に「実技講習」を受けることをオススメします。
2日の座学、1日の実物体験・シミュレータは理解を深められます。
今ではYouTubeで「ボイラーがどんなものか」多少は見られますが
やはり自分の目で見た方が実体験として記憶に残ります。
◆試験の体験談
「公表問題」「過去問.com」と同テイストで出る部分は概ね50%です。
【問題の割合(自分の体感)】
A 50% … 過去問準拠で判別して正誤が分かる。
B 30% … 過去問準拠なのだが、一部新規語句などが文章に
入っているので正誤判定で2択を迫られたりする。
C 20% … 公表問題には全く出ていなかったので、知識・経験・
勘に頼るほかない。
公表問題や過去問.comで対応できるのは「AおよびBの一部」です。
直近3年分は9割以上、正誤を即答できるレベルにしておきたいです。
さて、実際のテストで問題になってくるのが「Bの一部とC」です。
B は過去問などで文章自体、見たことがあるのですが、ヒトコト
余計な語句が入って出題されています。そのため、正誤判定が
分からなくなります。5択の文章のうち、4文章で正誤がしっかり
区別できれば正解を導けますが、2つの文章で「余計な語句」が
入ってしまうと、それだけで完全2択を迫られます。
C は文字通り、公表問題などで触れていない文章題や図面が出てきます。
見た瞬間に「こんなの見たことないやんけ」と感じること請け合いです。
「(対策されてしまうため)あえて公表問題などに載せていない」
のでしょう。こういった問題は今後も公表問題には載らないと想像します。
最後に、問題を解く時間は60分で事足ります。よほど見直して90分です。
計算したり、考えたりして正誤が分かる問いは基本的に無いので
「理解しているか否か」「知識として記憶しているか否か」です。
◆まとめ
公表問題は重要です。正誤を覚えるのは当然ですが、内容を理解して
周囲の説明文章(イラスト)にも必ず目を通すことをオススメします。
公表問題を解くと「ほぼ同じ問題」ばかり出てくることに気づきます。
そして公表問題を繰り返して「見るだけで即答できる」レベルになり
自信をもってテストに望んでも、試験当日に「聞いてない、見たことない」
問題に結構あたります。
公表問題や過去問.comで5択をバカスカ答えていくだけでは
二級ボイラー資格の合格は運に任せる部分が少なからず出てきます。
それは公表問題が実テストの問題すべてを「あえて掲載していない」
ためだと考えます。
実際の過去問として、テストの問題をすべて載せてしまうと
対策が簡単で合格率も上がってしまうため、公表問題に載せる部分を
意図的に選別しているように思えます。
また「理解」が回答に結び付く問題が多いので暗記より「理解」が先です。
特に「a接点、b接点、pid制御」は暗記で解こうとせず、理解問題です。
公式のボイラーテキスト(技士教本)だけでは理解に繋がりません。
今では YouTube で検索すると非常に分かりやすく解説された動画を
探し出すことができるので、そちらを確認することです。
◆図面に注意
「貯蔵タンク ~ サービスタンク ~ バーナー」の詳細図は覚えよう。
・重油燃焼装置の系統図の例
タンク・ポンプ・調整弁(遮断弁) が「どこにどんなか」
二級ボイラー試験は40問しかありません。
最低足切りの4問を考えると1問の比重が大きいです。
5択のうち、3択は理解・知識で除外できても、聞いたことのない
「不要な語句」が少しでも文章中に顔を出すと、おおむね
見知った表現でも2択を迫られる状況になります。
人生において運も要素のうちですが
なるべく理解・知識で資格試験の問いを潰せるよう
これからも勉強していきましょう!
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