蠍座の天王星

今回は天王星が蠍座にある場合についてです。

1.天王星について
独立心が強い天体です。周囲や社会に合わせるのではなく、普遍的なものを求めます。

2.蠍座について
蠍座は水の固定サイン。水は感情や情緒、融合する性質を持っています。固定サインなので多くの事物に融合するのではなく、ある一つと融合したら、離れずに完全なる一体化を目指します。完全に一体化するということは、融合した対象の本質、真髄まで自分の一部としますので、自分を変容させていくことになります。深く深く、自分と相手の内側へ潜っていき結合させていきます。
もし蟹座であれば自分を変容させようと考えたりしません。お互いに共感して小集団を作ることを求めますが、相手と共感することで精一杯です。魚座であれば、全てのものに対して浸透していきます。「固定」と比較すると「拡散」というイメージです。広く浸透していくので変容するほどのパワーはありません。
また、蠍座は感情の固定なのでエネルギーの凝縮、と言った意味合いもあります。水の固体、液体、気体で考えてみるとイメージしやすいかもしれません。蟹座は流動性のある液体、蠍座は水の固体なので氷、魚座は拡散する性質のある気体で霧、が当てはまります。ここで、氷について考えてみると固いですよね。ギュッと中身が詰まった状態です。このギュッと詰まった感じで、蠍座はエネルギーの凝縮も表します。外に広げるのではなく、内側へギュッと詰める性質があるからですね。

3.蠍座の天王星について
蠍座に天王星がある場合、深く一体化したい
対象が個性的なものになるかもしれません。一体化するということは自分が変容してしまうので、一体化する対象を真剣に見極めます。誰彼構わず一体化しようとはしません。天王星がある場合、見極める基準が一般的ではなく独特のものになると思います。

4.蠍座の天王星を体験
蠍座は一体化のサインなので、対象を深く知ろうとする性質から研究者向きのサインでもあるのですが、研究対象を変わったものにすると良いかもしれません。その上で深く知る、専門家になってみるといいのではないでしょうか。
蠍座に天王星がある作曲家はワーグナーやダリウス・ミヨーがいます。ミヨーのバレエ音楽「屋根の上の牡牛」を聞いてますが、なんだか忙しく思う曲が多いような気がします。牡牛が屋根の上で踊ってるんでしょうか。

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