見出し画像

Vt,AVが分かるようになりたいシリーズ④〜PVとVt,AV〜

今回はPVについて書いていきます。
真東と真西を結んだ線ですね。

前回までの記事
0.はじめに
①Vt、AVの仕組み
②子午線の作り出す時間とは
③MCとICについて

東と西の意味

松村潔先生著作の「完全マスター西洋占星術」では、"東と西は「行動」を意味します」と書いてあります。

東と西の横線についてですが、算命学では横線は現実線と言われています。ちなみに縦線は精神線。なので、東西という横線が具体的な行動を示すというのは分かりやすいです。

もう少し書くと、算命学では東は「現実の始まり」であり「守りの場所」と言われます。また、「真っ直ぐ」な性質を持ち、退くときは枯れるか折れる時とも言われます。かっけぇ…。

西は「強さ」と「美」を兼ね備えた性質を持つと言われます。攻撃本能の世界で、武士道のような義徳を発揮する場所。

なんだか東も西もカッコいいですね。ただ、どちらも何かとぶつかり兼ねない性質を持っているような感じ。現実世界(地上に足をつけて)生きていくというのは、摩擦を起こすことなのかもしれません。

精神論だけの世界ってあまり摩擦ってないですよね。スピスピしてる世界って幸せにほわ〜っと、祈りましょう、みたいな(すごい偏見)。その精神を地上と交流させる時には、ほわ〜っと緩やかにというのは難しいです。失敗も多いし傷付くことも多いし。

でもそこを乗り越えて地上に落とし込んでいく。現実に具現化させるには、「行動」に移すには、東や西のような性質が必要になってくるのかもしれませんね。

よこ線は三次元

わたしは以前、記事の中でこのようなことを書きました。

また、算命学では縦線を「精神」、横線を「現実」とみます。

松村先生曰く「自己同一化から目覚めた人間は5次元人間になることを表す」そうです。詳細は先生の著作を読んで頂くとして、ミンコフスキー時空である「四次元(三次元+一次元時間)」に、時間への同一化から目覚めた「意識」を加えたのが「五次元人間」です。

この五次元人間的に算命学の縦線横線について意訳すると、縦線を「一次元時間+意識」、よこ線を「三次元」と捉えることが出来そうです。

Vt,AVが分かるようになりたいシリーズ②〜子午線の作り出す時間とは〜

よこ線を「三次元」と書いています。
たて線の精神時間を現実に落とし込むと「三次元」が出来上がると考えてみます。そして三次元は1つではなく、落とし込むたびに様々な形のものが出来上がるのではないでしょうか。

…と書いていますが、五次元を分からない人間がとやかく言ってもダメですね笑
これ以上何か書いても多分間違えているので、仮で「よこ線は三次元をバラエティ豊かに再現するもの」とします。

また、注意しないといけないのが、出来上がる三次元というのは、たて線の「一次元時間と意識」が元になっているということ。PVというのは子午線と垂直に交わる線で(結果的に真東と真西を通る)、子午線との関係性により出来上がります。なので、好き勝手に三次元の行動が出来るという訳ではなく、たて線の姿勢に影響を受けるものと考えます。

VtとAV

さあ、やっと目的のバーテクスまで来ましたよ。PVと黄道の交点がバーテクスです。Vtが東側、AVが西側ですね。

ここで、まず始めに「完全マスター西洋占星術」に記載されていることを引用すると、

AVやVは、MCやICという子午線の集団的な力から機械計算で割り出された「集団性や社会的な立場から要請されたところの」アセンダントやディセンダントと考えても間違いではありません。

完全マスター西洋占星術
p.30

この集団性というのが子午線ですよね。わたしは「一次元時間と意識」と意訳してしまいましたけど。この子午線の集団意識が背後にある中、三次元に具現化させるための行動を表すのがPV。そのPVと黄道が交差するところがVtとAV。

ちなみに、前回の記事で黄道を「地球の軌道」とみなし、「定着」の意味があると書きました。PVと黄道の交点は、具体的な三次元を地上に「定着」させるポイントだと読み取れそうです。ただ、集団意識が背後にあるので、強制される感じ、運命的なものと感じやすいのかもしれません。

ただ、この交点を活用する方法もあるんじゃないかと思うんですよね。ただ運命的なものですよ、だけだと少々つまらんのです…🫢

ちょっと思いついたのは、背後にある集団意識を認識しやすくするために使うというもの。普段は集団意識に無自覚だから強制されてる感じになってしまいますが、自分たちは一体どんな集団意識に属しているんだ?というのを探る手掛かりになるかもしれません。

子午線の「一次元時間と意識」に気付ける、五次元人間になるヒントになるかもしれませんね笑

次は実際にチャート見て考える感じになりそうです。それでこのシリーズは終わりかな〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?